連続クイズ ホールドオン!

連続クイズ ホールドオン!

『連続クイズ ホールドオン!』は、NHK総合テレビジョンで放送された視聴者参加型の連続クイズ番組です。この番組は、2011年8月16日から20日までの期間に『番組たまご』枠で放送され、その後2012年4月5日から2014年3月27日までレギュラー番組として知られるようになりました。

番組の背景とフォーマット

この番組は、フランスのクイズ番組『Tout le monde veut prendre sa place』を元にしており、NHKがそのフォーマットの国内実施権を購入して制作されました。フランス語の番組名は「誰もが彼の場所を取りたい」という意味です。NHKでは、タイトルに『Hold on!』を使い、視聴者が参加するスタイルを採用しました。賞金は提供されず、公共放送にふさわしい形式が取られています。チャンピオンが連続して出場することが特徴で、「しがみつけ!」という意味を含む「Hold on!」がタイトルに込められています。

司会者である武内陶子は、初回収録後の取材会で、「クイズ版のNHKのど自慢のようなもの」と述べ、視聴者参加型の新しい試みであることを示しました。

番組の構成とルール

番組はスタジオの中央に配置された赤い「チャンピオンズシート」を中心に行われ、挑戦者はこのシートに座るチャンピオンに挑戦し、クイズを通して競い合います。出場者は、全国各地で行われる予選を勝ち抜いた一般視聴者4名であり、クイズの内容に基づくカテゴリが設定されています。

出場者は、タッチパネルを使って解答し、正解すると得点が与えられます。チャンピオンシートに座る者が、その座を防衛するか新しい挑戦者が勝利するか注目されるスタイルです。2012年4月から始まった本放送では、公式サイトを通じた予選エントリーが行われ、出場者は登録したNHKネットクラブのプレミアム会員である必要がありました。

放送日程と特別編成

初回のパイロット版は2011年8月15日に実施され、本放送は毎週月曜日から金曜日の13:05から放送されました。しかし、台風や国政選挙などの特別な事情により放送が休止されることもありました。特に夏の高校野球期間中は番組が休止され、代わりに「夏休み親子スペシャル」が行われるなど、脚色が目立ちました。

チャンピオン大会と特別回

番組の後半には、過去のチャンピオンたちが集まる「チャンピオン大会」が開催され、さらには新春特番なども実施されました。親子ペアが挑戦する企画や、チーム対抗戦も多く行われました。これにより、視聴者に飽きられず、様々な形式の競技が楽しめるようになっていました。

終了と影響

最終回は2014年3月27日に放送され、以降は『スタジオパークからこんにちは』がその時間に放送されることとなりました。この番組は観客参加型クイズの新たな形を模索し、多くの視聴者に印象を残しました。出場者は1379人を超え、様々な記録が生まれたことでも知られています。今なお、クイズ番組のスタイルに多大な影響を与えたと考えられています。

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