週チャンひみつ基地局

週刊少年チャンピオンの読者投稿コーナー「週チャンひみつ基地局」



「週チャンひみつ基地局」は、秋田書店発行の週刊少年漫画雑誌『週刊少年チャンピオン』にて、2014年28号から2018年33号まで連載されていた読者投稿コーナーです。略称、通称は「チャンみつ」として読者に親しまれていました。本コーナーは、漫画家でライターの篠本634が代表を務めるライター事務所short cutが制作を担当していました。

連載の経緯



「週チャンひみつ基地局」は、それまで1年3ヶ月連載されていた「EXIT TUNESプレゼンツ 週刊3D 出口はドコだ!?(週刊3D)」の後継としてスタートしました。連載開始後には、他誌の読者投稿コーナーが終了していく中で、週刊少年マガジンを含む4大週刊少年漫画誌の中で唯一の読者投稿コーナーとなりました。連載開始から4年後の2018年28号で残り5週と発表され、同年33号で終了しました。

コーナー概要



2014年27号で連載タイトルが告知され、翌28号で正式にスタートしました。番組のような体裁で、イラスト、メンバーの誌上トーク、読者からの投稿ハガキ紹介、コーナー募集告知で構成されていました。投稿コーナーは32号から開始され、「中二病棟へようこそ」と「エロくなどない習字教室!」の2つが最初のコーナーでした。

賞レース形式ではなく、各回でMVPが1名選出され、賞品が贈られました。投稿は官製ハガキの郵送、またはハガキサイズの紙を封筒に入れて郵送する方法で受け付けていました。ウェブ投稿は、週刊少年チャンピオン公式サイト内の専用フォームから文字ネタのみを受け付けていました。

また、Twitterには「週チャンひみつ基地局」のアカウントが存在しましたが、ハガキ投稿のネタは受け付けていませんでした。

メンバー紹介



エディター



篠本634: アイドルライター兼「週チャンひみつ基地局」の司令官。千葉県出身。怪談、甘いもの、猫が好きで、誌面では「634」と書かれたTシャツ、マントと短パン姿で涙を流しています。

ライター



しずぽん: 滋賀県出身の女性ライター。2018年17号から登場。乃木坂46、謎解き、リアル脱出ゲームが好き。
山本エリーゼ: ニューヨーク出身、兵庫県育ちの関西弁の女性ライター。ツッコミ担当。頭に王冠、メガネを着用。好きなタイプは黒人。2018年16号で卒業。
あや〜ん: 秋葉原の地下アイドル出身の女性ライター。岡山県出身。ヘッドホンを着用。「あややや〜ん!」が口癖。2015年18号で卒業。

イラスト



まみやけい: アイドル好きの漫画家。群馬県出身。ベレー帽を被り、ちゃぶ台を背負っています。毎週テーマに沿ったイラストを担当。

進行



ラッシー木村: プロレス好きの進行担当。元探偵。静岡県出身。サングラスに黒スーツ姿で、犬の鼻、口、ヒゲが描かれたマスクを着用。

レイアウト



土方芳枝唐澤亜紀: 両名とも誌面には登場しませんが、クレジットに名前が記載されています。

コーナー紹介



現在募集中コーナー



レリゴー!ドリーム発表会: 文末に「そんな夢を見た」とつけて、自分の見た夢を発表する。
ミス“チャンみつ”を探せ!: 毎回出されるお題に沿った女子イラストを描く。過去のお題は「夏の美少女」「体育祭の美少女」「冬の美少女」など。
地獄へ行ってらっしゃい♪: 身の回りの腹立たしい出来事を文末に「地獄へ行ってらっしゃい」とつけて紹介。
こんな未来は勘弁な!: 100年後の嫌な未来を予想。
エロくなどない習字教室!: いやらしい意味にとれる言葉を筆で書く。
俺ニュースステーション: 身の回りの出来事を「俺、」で始める報告。
魂の週チャン美術館: 週刊少年チャンピオン連載作品のキャラクターの似顔絵を募集。
中二病棟へようこそ: 中二病的な言動を紹介。
今週の傾奇者報告書!!: 恥ずかしいことや意味不明なことをした結果を報告。過去のお題は「学校の黒板に相合傘を書いたら?」「先生をお母さんと呼んだら?」など。
名探偵!事件の真相!: 出されたお題の理由を推理する。過去のお題は「ローラがタメ口を封印!なぜ?」「東京タワーが真っ白に!なぜ?」など。

募集以外のコーナー



ラッシー木村のプロレススーパー“技”列伝: 木村がプロレス技を紹介し、イラストはまみやが担当。エリーゼまたはあや〜んが技をかけられる役。

終了したコーナー



ニッポン全国ご自慢競技場!: 地元のマイナーな自慢を紹介。
なんでもケータイ相談室: 読者の悩みに電話で相談。
最強ラブレター合戦!: アイドルや漫画の女性キャラへのラブレターを送る。
4コマ漫画地下最強トーナメント!: テーマに沿った4コマ漫画で対決。
恥ずかし供養: 恥ずかしい出来事を投稿し供養。
チャンピオンからの挑戦状: 誌面からのクイズに答えて応募。
チャンみつ探偵団Z: メンバーが謎を現地取材で調査。

ノベルティグッズ・賞品



豪華賞品とだけ記載されており、MVP選出者以外には内容は不明でした。

関連項目



本コーナー開始以降の他の週刊少年漫画誌の読者コーナーとして、以下のコーナーがありました。

バトよん!!!!(週刊少年ジャンプ
スクールオブジャンプ(週刊少年ジャンプ、2017年43号にて終了)
サンデー青春学園(週刊少年サンデー、2016年18号にて終了)

「週チャンひみつ基地局」は、読者と編集部が一体となって作り上げる、バラエティ豊かな人気コーナーでした。

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