週刊 ブンノジ ぶんしょう堂

『週刊 ブンノジ ぶんしょう堂』について

山陰放送（BSSラジオ）が放送している、土曜日夕方の音楽情報番組です。番組名は『週刊 ブンノジ ぶんしょう堂』と表記されることが多いですが、公式ウェブサイトなどではスペースが入らない『週刊ブンノジぶんしょう堂』という表記も見られるなど、表記ゆれが存在するという特徴があります。この番組は2016年10月1日に放送が始まり、山陰放送のアナウンサーである板井文昭さんが「編集人」、すなわちパーソナリティを務めています。

番組内容と特色

『週刊 ブンノジ ぶんしょう堂』の番組内容は、主にゲストを迎えてのトークを中心として展開されます。毎回、様々な分野から2組ないし3組のゲストが登場し、板井アナウンサーとの対話を通じて、彼らの活動やパーソナリティに迫ります。音楽情報番組というジャンルでありながら、ゲストの人選は音楽関係者にとどまらず幅広いのが特徴です。

番組の大きな魅力の一つとなっているのが、月に一度のペースで出演するレギュラーゲストです。シンガーソングライターとして活躍する浜田真理子さんが登場し、板井アナウンサーとの掛け合いを通じて、音楽の話はもちろん、時にプライベートな話題まで、リラックスした雰囲気でのトークが繰り広げられます。地元ゆかりの浜田さんの存在は、番組に温かい親しみやすさをもたらしています。

また、番組開始以来、長年にわたって続けられている恒例のコーナーとして、毎週午後5時5分頃にさだまさしさんの楽曲『風に立つライオン』がオンエアされる時間があります。この曲が流れると番組の中盤を感じさせ、リスナーにとっては土曜日の夕方の決まった時間を示す音の合図のような存在となっています。

インターネットを通じて番組を聴くことができるradikoでは、放送途中に挿入される交通情報（目安として17時10分頃）や、ニュース・天気予報（目安として17時15分頃）の時間を、番組本編とは別の中断時間として扱います。このため、radikoのシステム上では、番組全体が二つのパートに分かれて表示される形になっています。

放送時間の変遷

番組の放送時間は、基本的に土曜日の夕方ですが、期間によって変化がありました。放送が始まった2016年10月1日から2020年3月28日までの間、そしてその後の期間不明の時点から現在にかけては、毎週土曜日の午後4時から午後5時45分までの放送時間でした。

しかし、2020年4月4日からは、新たな番組『ときめきショッピング』の放送が始まることになり、その影響で番組枠が15分短縮されました。この期間、放送時間は午後4時から午後5時30分までとなっていました。短縮期間がいつ終了し、元の時間に戻ったのかは明確ではありませんが、現在の放送時間は開始当初と同じ午後4時から午後5時45分となっています。

前身番組との関連

番組で「編集人」を務める板井文昭アナウンサーは、『週刊 ブンノジ ぶんしょう堂』が始まる以前にも、山陰放送の土曜日午後の看板番組を担当していました。それは『土曜亭特盛ぶんしょうDON!』という、土曜日の午前から昼下がりにかけて放送されていた長時間生ワイド番組です。板井アナウンサーは長年、この番組を通じて土曜日の顔として親しまれており、『週刊 ブンノジ ぶんしょう堂』は、その板井アナウンサーが新たに土曜日の夕方を担当する番組としてスタートした形です。

まとめ

『週刊 ブンノジ ぶんしょう堂』は、山陰地方のリスナーに長く愛されているラジオ番組です。パーソナリティの板井文昭アナウンサーによる温かい語り口、毎回異なるゲストとの深いトーク、そして月に一度の浜田真理子さんとの共演が番組の大きな魅力です。さらに、さだまさしさんの楽曲が流れる恒例の時間など、聴きどころが多数あります。放送時間の変遷や表記ゆれといった個性も持ち合わせつつ、土曜日の夕方に地域に根ざした穏やかで情報豊かな時間を提供し続けています。

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