浜田真理子

浜田真理子

浜田真理子は、1964年9月30日生まれ、島根県松江市出身のシンガーソングライターです。彼女の音楽は、幼少の頃から培われた音楽的素養と、人生経験からくる深い情感が込められています。

生い立ちと音楽との出会い

実家がスナックを経営しており、幼い頃からジュークボックスの音楽を聴いて育ちました。5歳から音楽教室でピアノを習い始め、小学3年生の時に小坂明子の演奏スタイルに感銘を受け、自ら曲を作り歌うことを意識するようになります。学生時代は、バーやクラブ、ホテルのラウンジでピアノの弾き語りの仕事をしていました。

帰郷、結婚、そして音楽活動の転機

父親に頼まれ帰郷し、実家のスナックで働きながら音楽活動を続けましたが、結婚、出産、離婚を経験し、シングルマザーとして子育てをしながら活動を続けることになります。その後、同郷のシンガーソングライター因幡修次との出会いが、彼女の音楽活動の転機となりました。

デビューとブレイク

1998年に1stアルバム『mariko』をリリース。当初は500枚のプレスでしたが、東京の一部のマスコミに取り上げられ完売。2002年に再プレスされ、東京の大型CDショップの試聴器でロング・ヒットを記録します。2002年にはマネージメント事務所兼レーベル美音堂が設立され、シングル『純愛』、2ndアルバム『あなたへ』をリリースし、ライブ活動も開始しました。

映画、CM、そして現在

2003年には、廣木隆一監督の映画「ヴァイブレータ」で楽曲が使用され、2004年には「情熱大陸」に出演。2008年には、久世光彦のエッセイを題材にした音楽舞台で小泉今日子と共演。ACジャパンのCMで書き下ろし曲が使用されるなど、活動の幅を広げています。

会社員を辞めて音楽活動に専念しようとした矢先、娘の結婚と出産があり、孫育てのために東京進出を諦めたというエピソードも。現在も島根県を拠点に、全国でライブ活動を行っています。

ディスコグラフィー

mariko (1998年)
あなたへ (2002年)
夜も昼も (2006年)
うたかた (2009年)
But Beautiful (2013年)
タウン・ガール・ブルー (2017年)
ネクスト・ティアドロップ (2018年)

その他、多数のライブアルバム、カバーアルバム、シングルをリリースしています。

音楽性

浜田真理子の音楽は、透明感のある歌声と、日常に寄り添うような歌詞が特徴です。ジャズ、フォーク、歌謡曲など、様々なジャンルの要素を取り入れながらも、普遍的な魅力を持っています。彼女の歌は、聴く人の心に深く響き、温かい気持ちにさせてくれます。

メディア出演

ラジオ: 浜田真理子のご機嫌さんで。(エフエム山陰)

著書

* 胸の小箱 (2014年、本の雑誌社) : 自伝エッセイ

浜田真理子は、これからもその歌声で、多くの人々に感動と癒しを与え続けるでしょう。

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