週末の女神
概要
『週末の女神』(しゅうまつのめがみ)は、宮城県を放送対象地域とする
東日本放送(KHB)が制作・放送していた、
金曜日夕方枠の情報ワイド番組です。
1999年4月2日に放送を開始し、
2001年3月30日に最終回を迎えました。約2年間にわたり、毎週
金曜日の夕方という時間帯で、週末を控えた視聴者に向けて、地域の様々な話題や生活に役立つ情報を多角的に提供する役割を担いました。
放送期間と時間の変遷
番組の放送時間は、その期間中に一度変更されています。番組開始当初である
1999年4月2日から
2000年3月24日までの約1年間は、毎週
金曜日の16時53分から17時54分までの61分間放送されていました。
しかし、
2000年4月7日からは放送時間が変更となり、終了日の
2001年3月30日までは、毎週
金曜日の17時00分から17時54分までの54分間の放送となりました。これは、放送開始時間が7分繰り下がる形での変更でした。
出演者
番組の進行を務める司会者は、放送期間中に交代がありました。
番組開始から
2000年3月24日までは、
熊谷博之氏が司会を担当しました。
2000年4月7日以降、番組終了までの期間は、笹川己之樹氏と中村かおり氏の二人が共同で司会を務めました。
番組のリポーターとしては、当時KHBのアナウンサーであった伊藤文氏をはじめ、濱知美氏、小山幸恵氏などが出演し、様々な現場からの情報を伝えました。また、小山幸恵氏に加えて、横須賀真奈美氏、野澤はつき氏、永島有宇氏といった方々も番組に関わっていたことが確認されています。
司会を務めた笹川氏、中村氏、そしてリポーターの濱氏、横須賀氏は、『週末の女神』の終了後に放送された後継番組『
夕方ワイドあなたにCue!』にも引き続き出演し、金曜夕方の顔として番組を支えました。
主なコーナー
『週末の女神』では、視聴者の関心を引く様々なコーナーが設けられていました。確認されている主なコーナーは以下の通りです。
らんらんランキング: 様々なテーマに関するランキング情報を紹介するコーナーだったと推測されます。
女神の星占い: 週末の運勢を占う、視聴者の関心が高いコーナーでした。
おでかけピョンピョン: 週末のお出かけに役立つスポットやイベント情報を紹介する企画でしょう。
生でラクラク!おまかせクッキング: 手軽に作れる料理やレシピなどを紹介する、生活情報に密着したコーナーだったと考えられます。
週末の天気:
金曜日夕方の番組として、週末の天気予報を詳しく伝える、非常に実用的なコーナーでした。
これらのコーナーを通じて、地域情報、エンターテインメント、生活情報など、多岐にわたる内容が提供されていました。
特記事項:放送休止・中断
放送期間中、国内外で発生した大きな出来事の影響により、番組の放送が休止または一時中断される事例が複数回ありました。
1999年10月1日: 前日(
9月30日)に発生した
東海村JCO臨界事故に関連する報道が優先されたため、この日の番組は休止となり、代わりに『ANN
スーパーJチャンネル特報』が放送されました。
2000年3月31日: 番組開始前に北海道で有珠山噴火が発生。これに伴う緊急報道のため、番組は休止され、再び『ANN
スーパーJチャンネル特報』が放送されました。
2000年6月16日: 番組開始前に
香淳皇后が逝去されたことに伴い、番組は一時的に中断され、全国ネットのニュース番組である『
スーパーJチャンネル』の17時台が数分間放送される対応が取られました。
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2000年10月6日: 番組開始前に
鳥取県西部地震が発生。この地震に関する報道のため、この日の放送も休止となり、『ANN
スーパーJチャンネル特報』が放送されました。
これらの事例は、『週末の女神』がローカル情報番組でありながらも、全国的な重大ニュースや災害発生時には、速報性を重視した報道特別番組に切り替わる編成上の対応が取られていたことを示しています。
『週末の女神』は、約2年間の放送期間を通じて、
東日本放送の金曜夕方におけるローカル情報番組の役割を果たし、その後の番組へと繋がる礎となりました。