進め!おもしろバホバホ隊

進め!おもしろバホバホ隊について

「進め!おもしろバホバホ隊」は、1984年10月から1986年10月までTBSラジオで放送されていた若者向けのラジオ番組です。このプログラムは、所ジョージという個性的なパーソナリティがメインを務め、そのユーモア溢れるトークや独自の企画により多くのファンを魅了しました。

この番組のタイトルにある「バホバホ」は、所ジョージが創り出した言葉で、砂漠で乾いた喉が苦しみを表現しているとされています。この言葉が暗に「面白さの極限状態」を示唆しており、番組のユーモラスな内容を象徴しています。

番組のスタイル

放送は月曜日から金曜日までの週5日、平日の夜に放送されていました。最初の1年は所ジョージが中心となりリードしていましたが、その後の数ヶ月間はパーソナリティが変更され、他の芸人やアイドルも交える日替わり形式へと変わっていきました。

番組の内容は、リスナー参加型の笑いを重視し、定番のコーナーとして「クラス丸ごと雪だるまクイズ」や「おもバホ電リク 奇抜にる・る・るん!」などがありました。特に雪だるまクイズは、参加者がクラスメートと共に挑戦する形で進行され、非常に人気を博しました。

特徴的なコーナー

番組には、そのユニークさから多くのコーナーが設けられていました。「ばんぼんアイドル」では、毎週異なる女性アイドルが出演し、新曲や自身の近況をシェアしました。さらに、10時直前の「所さんの『あ、時間だ!』」では、所のフリートークが展開され、トークの締めが決まるなど、リズミカルな流れに特徴がありました。

更に、ゲストを迎えたトークコーナー「トコちゃんと悩めるラクダたち」や、クイズコーナーの「足掛け2時間スタッフクイズ」などもあり、多様性に富んだ内容が魅力となりました。また、17のコーナーの中には、リスナーの投稿をもとにした「バホバホ人間マップ」や、替え歌を楽しむ「替え歌ドンシャラリ」なども含まれ、リスナー参加を促進させました。

反響と評価

番組の聴取率は、当初は好調でしたが、時間が経つにつれ競合番組に押される形となり、1986年10月3日の放送をもって終了しました。しかし、若者向けの新たな番組が後に始まるきっかけともなり、いわゆる「夜ワイド番組」の代表的な存在として記憶されています。所ジョージの独特のスタイルとコメディのセンスが、当時のリスナーに愛され続けた理由の一つです。

番組の遺産

「進め!おもしろバホバホ隊」は、その独自性と面白さから多くのファンを持ち、後に続くラジオ番組に影響を与えました。所ジョージの名は今なお多くの場面で語り草となり、彼のユーモアはその後のメディアでも色濃く反映されています。この番組は、日本のラジオ史において重要な位置を占める作品であり、リスナーにとっても特別な思い出が詰まった存在であると言えるでしょう。

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