進め!ドリフターズ

進め!ドリフターズ

『進め!ドリフターズ』は、1968年1月9日から7月9日まで、TBS系列で放送されたバラエティ番組です。これはザ・ドリフターズの初のゴールデンタイム番組であり、全27回にわたって放送されました。本番組は、トクホン本舗の一社提供で、毎週火曜日の18:30から19:00までの時間帯に放送されていました。

番組の概要

この番組は、土曜日に放送されていた『ドリフターズドン!』の後続企画として制作されました。内容は、失業中の5人組のドリフターズが毎回異なる仕事に挑戦し、失敗を重ねながらユーモアと悲しみが共存するコントが中心となっています。また、ゲストによる歌のコーナーもあり、さまざまな芸能人が出演しました。この番組の収録は東京都内の公会堂で行われていました。

ただし、番組収録中には、不運な事故もありました。主演のいかりや長介が使用していた笛が彼の肋骨に突き刺さるというトラブルが発生し、彼は高熱を出して入院する事態に見舞われました。そのため、番組は放送開始からわずか半年で一旦終了することになりました。

放送の終了と再開

『進め!ドリフターズ』は同じタイトルでの放送を終了しましたが、一定期間後には、同時間帯に水前寺清子とコント55号をメインとした新たな番組『チータ55号』が放送されました。その後、同年12月には改題して『突撃!ドリフターズ』として再開されることになります。

出演者

レギュラーはザ・ドリフターズが務め、ゲストには様々な著名人が参加しました。ゲストには、梓みちよ、青島幸男、ジュディ・オング、宍戸錠、そして水前寺清子などが名を連ねています。他にも多くの有名な芸能人が登場し、番組を盛り上げました。

放送局の状況

当時、朝日放送はTBS系列の一員でしたが、放送時間帯が異なるため、遅れネットを行っていました。特に、土曜19:30枠は自社製作のドラマ『部長刑事』が放送され、代わりに『新春グランド歌合戦』と『お笑い頭の体操』が利用されていました。

参考資料

番組に関する詳しい情報は、毎日新聞縮刷版などの資料に残されています。

関連項目

この番組は、『ドリフターズドン!』や『8時だョ!全員集合』といったものと関連しています。ドリフターズの様々な企画や他のバラエティ番組にも影響を与え、当時の笑いの文化を形成する一助となったことでしょう。

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