進学指導推進校

進学指導推進校とは

進学指導推進校は、東京都教育委員会が都立高校の改革の一環として、2007年から指定を開始した学校群です。これらの学校は、進学指導の充実を図り、生徒の進学実績を向上させることに重点を置いています。進学指導特別推進校に次ぐ位置づけとされています。

主な取り組み

進学指導推進校では、生徒の進学を支援するために、様々な取り組みが行われています。

教員配置の充実: 指導意欲と能力のある教員を配置することで、質の高い授業を提供し、生徒の学習意欲を高めます。
補習・講習の充実: 通常の授業に加えて、補習や長期休業中の講習を充実させることで、生徒の学力向上を支援します。
進学重視型単位制高校における取り組み: 墨田川高校のように進学重視型単位制高校では、一般入試に自校作成問題を導入することで、生徒の思考力や応用力を評価し、高度な学力を持つ生徒の育成を目指します。

自校作成問題の導入と変遷

都立高校の入試において、自校作成問題の導入は2001年度の日比谷高校から始まりました。2013年度までに16校が導入していましたが、2013年に国分寺高校で問題の流用が発覚し、2014年度からグループ作成問題に変更されました。その後、進学指導重点校では一部自校作成問題が復活し、進学指導特別推進校では都立国際高校が英語のみ自校作成問題、新宿高校・国分寺高校・墨田川高校が英数国のグループ作成問題を実施しました。2018年度からは、進学指導重点校グループと進学重視型単位制高校グループ（新宿・国分寺・墨田川）は、従来の自校作成問題に戻されています。

指定校一覧

進学指導推進校として指定されている学校は以下の通りです。

2007年指定
東京都立九段高等学校
東京都立三田高等学校
東京都立国際高等学校（2013年度より進学指導特別推進校へ移行）
東京都立豊多摩高等学校
東京都立竹早高等学校
東京都立北園高等学校
東京都立墨田川高等学校
東京都立城東高等学校
東京都立小松川高等学校（2018年度より進学指導特別推進校へ移行）
東京都立武蔵野北高等学校
東京都立小金井北高等学校
2010年指定
東京都立江北高等学校
東京都立江戸川高等学校
東京都立日野台高等学校
東京都立調布北高等学校
2018年指定
東京都立多摩科学技術高等学校
2023年指定
東京都立上野高等学校
東京都立昭和高等学校

関連事項

進学指導重点校（東京都）
進学指導特別推進校（東京都）
進学指導重点校（千葉県）
進学指導重点推進校（埼玉県）
学力向上進学重点校（神奈川県）


進学指導推進校は、生徒の進路実現を力強くサポートする存在として、東京都の教育において重要な役割を担っています。

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