逸見勝利ラファエル

逸見勝利ラファエルのプロフィール

逸見勝利ラファエル（へんみ かつとし ラファエル）は1992年7月30日にブラジルのパラナ州で生まれた日系ブラジル人のフットサル選手です。ポジションはアラ及びフィクソとしてプレーし、日本代表にも選出されています。彼の経歴は、サッカーとフットサルの両方における才能に支えられており、多くの成功を収めてきました。

ブラジルでのキャリア

彼はブラジルにてコリチーバFCに所属しており、サッカーとフットサルの両方で活躍していました。フットサルにおいては、U-15パラナ州選抜メンバーとしても名を馳せており、その実力は早くから評価されていました。フットサルの技術やメンタリティはその後のキャリアに大きく影響を与えることになります。

日本への移住とプロキャリアの始まり

2007年、彼の家族は父親の仕事の関係で日本に移住しました。父親が日本国内のFリーグの試合を見たことで、息子がプロフットサル選手として成功する可能性を感じ、日本に呼び寄せることに決めました。日本ではブラジル人学校に通いながら、愛知県のフットサルリーグに所属する大洋薬品/BANFF NAGOYAでプレーしました。そのプレーが評価され、数か月後には名古屋オーシャンズのサテライトチームに移籍することになります。

名古屋オーシャンズでの成功

名古屋オーシャンズでのキャリアは順調に進展し、2010年には家族全員で日本国籍を取得しました。同年の7月には名古屋のトップチームに昇格し、その後のシーズンでチームは3年間連続でリーグ優勝を達成しました。特に2013年には全日本フットサル選手権大会で名古屋オーシャンズが初優勝を果たし、チームの歴史に名を刻むことになります。

日本代表としての活躍

逸見は名古屋オーシャンズの昇格1年目の2010年10月には、日本代表候補のトレーニングキャンプに招集されることとなりました。その後、同年12月に正式に代表チームに選出され、タイ王国への遠征でベトナム戦にて得点を挙げるなど、国内外での活躍が続きます。2012年にはAFCフットサル選手権で優勝を果たし、AFCの年間最優秀フットサル選手にも輝くことになります。また、同年11月には2012 FIFAフットサルワールドカップに出場し、ポルトガル戦での得点を含む活躍で、日本代表史上初のベスト16進出を果たしました。

所属クラブ

彼のキャリアは、ブラジルのコリチーバFCから始まり、日本では大洋薬品/BANFF NAGOYAや名古屋オーシャンズ、さらにアラブのアル・ワスルに短期間在籍。その後、ポルトガルのSLベンフィカに移籍し、2022年からはスペインのレアル・ベティスでプレーしています。


このように逸見勝利ラファエルは、ブラジルと日本の両国での経験を活かし、フットサル界での地位を確立してきました。彼の才能と努力は、多くの若い選手にとっての手本とされることでしょう。これからの彼のさらなる活躍に期待が寄せられています。

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