遊技産業健全化推進機構

一般社団法人遊技産業健全化推進機構：パチンコ業界の健全化を支える組織

一般社団法人遊技産業健全化推進機構（略称：OSDPPI）は、日本のパチンコ業界における健全化を推進する一般社団法人です。2006年の設立以来、パチンコ業界の健全な発展に貢献しています。

組織設立の背景と目的

OSDPPIは、かつてパチンコ業界で問題となっていたパチンコ・パチスロ台の不正改造問題に対処するために設立されました。全日本遊技事業協同組合連合会（全日遊連）を母体とし、メーカーや販売会社などの業界団体と連携して活動しています。不正行為の根絶と業界全体の信頼回復を目的としています。

主要な取り組み

OSDPPIの主な取り組みは、パチンコ店に対する認定制度です。パチンコ店は、不正改造機器を使用しないこと、抜き打ち検査を許可することなどを誓約し、認定証の交付を受けます。OSDPPIは、定期的にパチンコ店への抜き打ち検査を行い、不正が発見された場合や検査を拒否された場合は、認定証を取り消します。

認定証の有無は、パチンコ店の営業に大きな影響を与えます。認定証がない店には、メーカーや販売会社はパチンコ・パチスロ台を販売しません。そのため、認定証を失った店は、事実上、営業継続が困難になります。この仕組みによって、OSDPPIは不正行為の抑止効果を高めています。

当初はパチンコ・パチスロ台の不正改造（裏ROMなど）が主な対象でしたが、2011年からは計数機（ジェットカウンター）の不正、2015年からはパチンコ台の不正な釘調整も検査対象に加えられました。

情報公開と社会的な役割

OSDPPIは、誓約書を提出したパチンコ店のリストをホームページで公開しています。このリストは、新規開店情報や閉店情報を知るための重要な情報源となっています。メディアも、このリストをニュースソースとして利用するケースがあります。リストに掲載されているということは、その店舗がOSDPPIの基準を満たしていることを示し、逆にリストから削除された場合、不正行為の発見や閉店を示唆する可能性があります。

沿革

2006年8月：有限責任中間法人として発足
2008年12月：一般社団法人に移行

OSDPPIの意義

OSDPPIは、業界の自主規制の取り組みとして、パチンコ業界の健全化に大きな役割を果たしています。不正行為の抑止、業界全体の信頼向上、そして透明性の確保に貢献しています。その活動は、消費者保護の観点からも重要な意義を持っています。 パチンコ業界の健全な発展を支える重要な組織として、OSDPPIの活動は今後も注目を集めるでしょう。

関連事項

憲法学会
日本学術会議協力学術研究団体
政治献金
結社の自由（政治活動の自由、日本国憲法第21条）

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