道の駅のとじま

道の駅のとじま

道の駅のとじまは、石川県七尾市能登島向田町に位置する、石川県道47号七尾能登島公園線沿いの主要な休憩・交流施設です。能登大橋を渡って能登島に入った先にあり、島の玄関口として観光客や地域住民に親しまれています。この道の駅は、単なる休憩スペースとしてだけでなく、能登島の豊かな自然、食文化、そしてアートに触れることができる複合的な機能を持っています。

施設は、快適な旅をサポートするための充実した設備を備えています。広大な駐車場は、普通車272台、大型車8台、身障者用2台を収容可能で、多くの利用者が安心して立ち寄れる規模を誇ります。トイレも清潔に保たれており、男性用（大10器、小23器）、女性用（21器）、身障者用（2器）が完備されています。特に、一部のトイレは24時間利用可能となっており（男性用大3器、小9器、女性用9器、身障者用1器）、夜間の移動や早朝の出発でも便利に利用できます。

道の駅の中核施設である「能登島交流市場」は、地域の魅力を凝縮した場所です。1階には、地元の農産物、海産物、加工品、民芸品などが豊富に並ぶ売店があります（営業時間 9:00 - 17:00）。ここでは、能登島ならではの特産品を見つけたり、旅の記念となるお土産を選んだりすることができます。能登の恵みを直接感じられる空間となっています。

同じく1階には、「能登島漁師の店 大漁屋」が出店しています（営業時間 10:00 - 16:00）。能登島の漁師が営むこの店では、その日に水揚げされたばかりの新鮮な魚介類を使った海鮮料理を堪能できます。漁港直送ならではの鮮度と、地元の漁師のこだわりが詰まった料理は、能登島での食事体験を特別なものにしてくれるでしょう。

2階に上がると、「能登牛認定 レストラン」があります（営業時間 10:00 - 15:30）。石川県のブランド牛である能登牛を味わえるこのレストランでは、能登牛ステーキをはじめ、地元産の旬の食材をふんだんに使用した料理が提供されています。美しい能登島の景色を眺めながら、上質な食事を楽しむことができます。能登の食文化を深く知るための絶好の機会を提供します。

屋外エリアには、広々とした芝生広場が整備されており、子供たちがのびのびと遊んだり、旅の疲れを癒したりするのに適しています。また、愛犬との旅行者にとって嬉しい施設として、ドッグランも設置されています（営業時間 9:00 - 17:00）。ペットと一緒に気兼ねなく休憩できるスペースは、長時間の移動におけるペットのストレス軽減にも繋がります。

道の駅全体としての休館日は、年末年始と、冬季にあたる12月から3月までの毎週木曜日です。訪れる際は、これらの休館日や各施設の営業時間を確認しておくと良いでしょう。

アクセスは、登録路線である石川県道47号七尾能登島公園線に加え、石川県道257号田尻祖母浦半浦線からも便利にアクセスできます。能登島内の主要な観光地へのアクセス拠点として非常に優れています。

道の駅に隣接して「能登島ガラス工房」と「石川県能登島ガラス美術館」があり、ガラスアートの世界に触れることができます。さらに、少し足を延ばせば、能登島の海の生き物たちに出会える「のとじま臨海公園水族館（のとじま水族館）」もあります。道の駅を休憩や情報収集の拠点として利用することで、これらの周辺施設を効率的に巡る観光ルートを計画することが可能です。

道の駅のとじまは、休憩、情報提供、特産品販売、食事、レクリエーションといった多様な機能を通じて、能登島を訪れる人々に快適さと楽しみを提供しています。地域の魅力発信基地として、また観光と地域経済の活性化に貢献する施設として、重要な役割を担っています。能登島での素敵な旅の思い出作りに、ぜひ立ち寄りたい場所です。

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