道の駅フォーレスト276大滝

道の駅フォーレスト276大滝

道の駅フォーレスト276大滝は、かつて北海道伊達市の大滝区に位置し、日本国内でも「世界最大級のログハウス」を誇る施設として1986年に開業しました。1996年には正式に道の駅として登録され、その後数回の運営者変更を経て、最終的には2022年に登録が抹消されるまでの道のりを辿りました。

概要

最初の運営は道内大手の加森観光が担い、その後は花畑牧場への運営引き継ぎが行われるも、2010年にはわずか半年で運営が終了しました。その後、ナチュラルフロンティアが引き継ぎますが、2017年には施設の老朽化が理由で休館となりました。ナチュラルフロンティアも同年に破産手続きを行い、その後の再開は長期にわたり未定のままでした。

特に、2021年には再開に向けて建物の解体と新施設の整備が予定されていましたが、加森観光との調整が難航し、再開の見込みは立てられませんでした。このような状況が続いたことから、伊達市は国土交通省に登録抹消の手続きを行いました。

施設の特徴

道の駅フォーレスト276大滝は、駐車場が充実しており、普通車96台、大型車20台、身障者用4台を収容可能でした。さらに、自動演奏ピアノの音楽が流れるトイレは、地下1階に位置する豪華なトイレとして知られ、「1億円のトイレ」として名を馳せていました。男用や女用、身障者用のトイレも完備され、利用者に配慮がなされていました。

また、施設内には観光レストハウスやファーストフードコーナー、売店、そして大滝森林せせらぎ館など、さまざまな施設が揃っていました。しかし、これらは最終的には2010年以降の運営状況により多くが休業や閉鎖に追い込まれました。

アクセスと周辺情報

道の駅は国道276号に位置し、国道453号とも接続しています。周辺には北湯沢温泉や三階滝、さらに「きのこ王国本店」などの観光名所があり、多くの観光客が訪れるスポットでもありました。このように道の駅フォーレスト276大滝は、観光の拠点として長年機能していましたが、その運営や施設の老朽化が問題を呼ぶ結果となりました。

まとめ

2022年1月31日に道の駅フォーレスト276大滝は登録が抹消され、これは北海道内で同日に抹消された道の駅足寄湖と共に初のケースとなりました。施設の解体については未定のままともなり、長きにわたって多くの人々に親しまれたこの道の駅は、その歴史に幕を下ろしたのです。

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