道の駅庭園の郷保内

道の駅庭園の郷保内

新潟県の中央部に位置する三条市、その保内地区に「道の駅庭園の郷保内」（みちのえき ていえんのさと ほない）があります。この施設は、市道大崎547号線沿いに設けられ、地域における交流と情報発信の拠点としての役割を担っています。特に、美しい庭園や園芸文化に焦点を当てたテーマ性が大きな特徴です。

沿革

道の駅庭園の郷保内の歴史は、2016年4月29日に開所した保内地区交流拠点施設「庭園の郷 保内」に遡ります。この施設が2016年度に道の駅としての登録を受け、翌2017年3月25日には、装いを新たに道の駅としてリニューアルオープンを果たしました。その重要性は国にも認められ、2020年1月には国土交通省によって令和元年度の重点道の駅の一つとして選定されています。

施設

道の駅庭園の郷保内は、広大な敷地に様々な機能を備えた施設が点在しており、来訪者が一日を通して楽しめるよう工夫されています。

主要施設・エリア

庭園・園芸植物見本園: 四季折々の花や緑が楽しめる、道の駅のテーマを象徴する庭園エリアです。庭づくりの参考に訪れる人も多くいます。
庭園生活館: 園芸用品からガーデニング関連の書籍、雑貨まで、庭園を楽しむための様々なアイテムを取り揃えています。
情報・休憩コーナー: 快適な空間で休憩しながら、地域の観光情報や道の駅の情報などを収集できます。
物産・特産物販売エリア: 地元三条市をはじめとする地域の新鮮な農産物や加工品、伝統工芸品などが豊富に並び、お土産選びにも最適です。
カフェスペース: 軽食や飲み物を提供しており、気軽に立ち寄って休憩することができます。
庭園体験館: 園芸教室やクラフト体験など、庭園や地域の文化に触れることができる体験プログラムが開催されることがあります。
イタリアンレストラン「パスタとピザの店 base」: 本格的なパスタやピザを提供するレストランで、食事の選択肢を広げています。
レンタルスペース和室「さくら」「つばき」: 地域住民や団体が利用できる和室のレンタルスペースです。さくらの部屋は茶道に利用できる機能も備えています。

設備

多くの来訪者に対応するため、駐車場とトイレ設備が充実しています。

駐車場:
大型車: 10台
小型車: 187台
身障者用: 4台
トイレ:
男性用: 小便器 10器 / 大便器 5器
女性用: 12器
多目的: 2器

アクセス

自動車でのアクセスは、道の駅として登録されている市道大崎547号線を利用するのが一般的です。また、新潟県内を縦断する国道403号からもアクセスしやすい場所に位置しています。

公共交通機関を利用する場合、最寄りの駅はJR信越本線 保内駅ですが、そこから徒歩で約20分ほどかかります。より便利なのは路線バスで、越後交通「宮の浦」バス停（国道403号沿い）からは徒歩わずか約2分と至近です。さらに、三条市が運営する予約制のデマンド交通「ひめさゆり」も道の駅敷地内に停留所があり、「庭園の郷保内」停留所からは徒歩すぐの利便性があります。

管理・運営

この道の駅は、地域の組織である保内緑の里管理組合によって管理・運営されています。

まとめ

道の駅庭園の郷保内は、単なる休憩施設としての機能に留まらず、庭園文化の発信地、地域特産品の紹介拠点、そして人々が集い交流する多機能な空間として設計されています。緑豊かな美しい環境の中で、買い物や食事、様々な体験を通じて地域の魅力を存分に味わうことができる施設であり、重点道の駅として今後も地域活性化の重要な役割を担っていくことが期待されます。

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