保内駅

保内駅（ほないえき）は、新潟県三条市上保内にある、東日本旅客鉄道（JR東日本）信越本線の駅です。周辺地域は植木の生産が盛んで、美しい庭園が多く見られるのが特徴です。

歴史

保内駅は、もともと信号場として開設され、その後駅へと発展しました。

1943年（昭和18年）9月20日：鉄道省の保内信号場として新設。
1949年（昭和24年）8月1日：保内駅に昇格。
1970年（昭和45年）10月1日：荷物扱い廃止。駅員無配置駅となり、簡易委託駅化。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となる。
2000年（平成12年）2月29日：現駅舎に改築。
2004年（平成16年）10月31日：簡易委託解除、完全無人駅化。
2006年（平成18年）1月21日：ICカード「Suica」の利用が可能となる。

駅名の由来

駅名は所在地の地名「保内」に由来します。保内地区はかつて幕府の領地であり、旗本小浜民部の支配下にありました。この地域は低湿地で水田には不向きだったため、「穂が無い」土地として「保内」と呼ばれるようになったという説があります。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、ホーム間は跨線橋で連絡しています。燕三条駅が管理する無人駅で、駅舎は1番線に面しています。駅構内には簡易Suica改札機、乗車駅証明書発行機、化粧室が設置されています。かつては簡易委託駅として切符販売窓口がありましたが、無人駅化後に撤去されました。ただし、事務室は冬季の除雪作業などで使用されています。ホーム上には直江津起点からの100 kmポストが設置されています。

のりば

駅のホームは以下の通りです。

1番線：長岡・新潟方面
2番線：新津・新発田方面

利用状況

2000年度から2003年度にかけての1日平均乗車人員は以下の通りです。

駅周辺

保内地区は植木の生産が盛んで、「オープンガーデン」として見学できる日本庭園が点在しています。その他、駅周辺には以下の施設があります。

保内簡易郵便局
国道403号
三条市立保内小学校
保内公園
保内三王山古墳群
道の駅庭園の郷保内
中小企業大学校三条校

バス路線

越後交通の路線バスが三条と加茂を結び、駅付近を経由します。一部の便は駅の北側を、別の便は南側を経由します。

隣の駅

■信越本線

* 東三条駅 - 保内駅 - 加茂駅

保内駅は、地域の歴史と自然を感じさせる、のどかな駅です。周辺の庭園を巡りながら、ゆっくりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

もう一度検索