道の駅瀬戸しなの

愛知県瀬戸市品野町に位置する「道の駅瀬戸しなの」（みちのえき せとしなの）は、愛知県道210号中水野品野線沿いに整備された道の駅です。この施設は、地域の活性化と道路利用者の利便性向上を目的として設置されています。

概要

2011年（平成23年）3月26日に開駅しました。瀬戸市といえば陶磁器、とりわけ瀬戸焼で知られる土地柄であり、当道の駅は地元の窯元直売所である品野陶磁器センターに隣接して設けられています。道の駅の名称は、開駅に先立つ2010年（平成22年）に一般公募によって決定されたものです。建物の外観デザインは、瀬戸の窯業の歴史を象徴する伝統的な登り窯をイメージしており、地域文化との結びつきを強く意識した造りとなっています。開駅後、道の駅は多くの人々に親しまれ、賑わいを見せており、例えば2012年度には年間約64万人という来場者数を記録しました。これは、地元の魅力発信拠点として、またドライブの休憩地として、多くの利用者に支持されていることを示しています。

施設

利用者の多様なニーズに応えるため、品野陶磁器センターと共用の駐車場を備えています。広々とした駐車場は、以下の駐車スペースが確保されています。

大型車：12台
普通車：57台
身体障害者用：2台
二輪車用スペースあり

衛生設備として重要なトイレは、男性用9器、女性用10器、身体障害者用1器が設置されており、これらはすべて24時間利用可能となっています。安心して立ち寄れる環境が整備されています。また、緊急時などに便利な公衆電話も設置されています。道の駅の中心的な機能の一つである地域振興施設には、情報・観光案内コーナーが設けられており、周辺地域の観光スポットやイベント情報、道路状況などを入手できます。飲食施設としては、「せとめし食堂」があり、地元の食材を活かした料理などを味わうことができます。また、地元の新鮮な農産物や瀬戸ならではの特産品、加工品などを購入できる「産直とれたて市場」も人気で、地域の旬の味覚や土産物を求めることができます。これらの地域振興施設は、原則として9:00から18:00まで営業しています。

休館日

年末年始期間にあたる12月30日から1月4日までは休館日となります。

アクセス

登録路線である愛知県道210号中水野品野線からのアクセスが基本となります。広域からのアクセスとしては、東海環状自動車道のせと品野インターチェンジから南へ約3キロメートルと比較的近い距離に位置しており、高速道路利用者が立ち寄りやすい立地条件です。公共交通機関を利用する場合、通常はバスの定期運行はありませんが、道の駅や周辺地域で特別なイベントが開催される際には、名鉄瀬戸線の尾張瀬戸駅から道の駅まで、瀬戸市コミュニティバスが臨時運行されることがあります。最新の運行情報は事前に確認することが推奨されます。

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