道の駅赤神

道の駅赤神

石川県輪島市の門前町赤神に位置する「道の駅赤神」（みちのえき あかかみ）は、能登半島の美しい海岸線に沿って走る主要な幹線道路、国道249号に登録された休憩施設です。この道の駅は、かつて鳳珠郡門前町であった時代の2003年5月に開設され、地域の活性化と道路利用者の利便性向上に貢献しています。

施設概要

道の駅赤神は、ドライバーやライダー、観光客が快適に休憩し、地域の魅力を体験できるよう、様々な施設を備えています。

駐車場
普通車用に31台、大型車用に6台、身障者用として2台分の駐車スペースが整備されています。特に注目すべきは、オートバイでのツーリングを楽しむ多くのライダーに配慮し、一般的な車両とは別に専用の駐車スペースが設けられている点です。これにより、バイク利用者が安心して立ち寄り、休憩できるようになっています。

トイレ
男性用は個室が2器、小便器が5器、女性用は個室が3器、そして身障者用が2器用意されており、いずれも24時間いつでも利用可能です。長距離運転の際も安心して利用できる、重要な設備です。

物産販売施設
地元で採れた新鮮な農産物や海産物、特産品、お土産などを販売しています。旅の思い出に、または自宅用にと、地域の味覚や工芸品を見つけることができます。営業時間は通常9:00から17:00までですが、冬期間は時間が変更される場合があります。

レストラン
能登の食材を使った料理や軽食を提供するレストランも併設されています。休憩を取りながら、地元の美味しい食事を楽しむことができます。物産販売施設と同様、営業時間は9:00から17:00までですが、冬季は時間変更の可能性があります。

特徴

道の駅赤神の大きな特徴の一つは、年に一度開催される日本最大級のバイクツーリングイベント「SSTR（サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー）」期間中の特別な運営です。この期間中、道の駅赤神は「SSTRカフェ」と名称を変更し、イベント参加者をもてなします。さらに、SSTRの提唱者である風間深志氏が北極点到達時に実際に使用した貴重な装備品などが期間限定で展示され、イベントを盛り上げる役割も担います。

また、前述のライダー向け専用駐車スペースの設置は、SSTRだけでなく、普段から能登半島をツーリングで訪れる多くのバイク愛好家にとって、大変有り難い設備と言えるでしょう。

運営と利用情報

道の駅赤神は、輪島市の指定管理者制度のもとで運営されています。開設当初は社会福祉法人門前町福祉会が指定管理者として運営していましたが、現在は管理者が変更されています。

休館日は毎週火曜日と年末年始です。国道249号沿いに位置しており、アクセスも容易です。能登半島を訪れる際には、休憩や情報収集、地元の味を楽しむためにぜひ立ち寄りたいスポットです。

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