鳳珠郡

鳳珠郡（ほうすぐん）

鳳珠郡は、石川県の能登半島に位置する郡です。2005年（平成17年）に、それまで存在した鳳至郡（ふげしぐん）と珠洲郡（すずぐん）が合併して誕生しました。この合併は、能登町の発足によって、両郡の境界線がなくなったことがきっかけとなり、両郡の全域を包括する新たな郡として設立されました。

概要

鳳珠郡は、能登半島の北部に位置し、穴水町（あなみずまち）と能登町（のとちょう）の2つの町で構成されています。郡の総面積は456.48平方キロメートル、人口は2024年11月1日時点で約20,459人、人口密度は1平方キロメートルあたり44.8人となっています。

郡の名前である「鳳珠」は、鳳至郡と珠洲郡のそれぞれの頭文字を組み合わせたものです。この名称は、郡の設立以前から、両郡が共同で開催する行事などで使用されており、地域住民にとっては馴染み深いものでした。例えば、石川県民体育大会の予選大会として行われていた「鳳至郡珠洲郡共同体育大会」は、地元では「鳳珠郡体」という愛称で親しまれていました。

沿革

鳳珠郡の誕生は、平成の大合併の時期と重なります。具体的には、以下の様な流れで郡が形成されました。

2005年（平成17年）3月1日：鳳至郡の能都町、柳田村、そして珠洲郡の内浦町が合併し、能登町が発足しました。この能登町の誕生に伴い、鳳至郡と珠洲郡の境界線が消滅することになったため、両郡を再編し、能登町と、鳳至郡に残っていた穴水町、門前町の区域をもって、新たに鳳珠郡が新設されました。
2006年（平成18年）2月1日：門前町が輪島市と合併し、新しい輪島市が発足したため、鳳珠郡から離脱しました。これにより、鳳珠郡は現在の2町体制となりました。

地理

鳳珠郡は、能登半島の北部に位置し、日本海に面しています。郡内には、豊かな自然が広がり、海岸線や山地、里山など、多様な地形が見られます。また、地域特有の文化や歴史も色濃く残っています。

産業

鳳珠郡の主な産業は、農業、漁業、観光業です。農業では、米や野菜、果物などが栽培されており、漁業では、イカやカニ、ブリなどが水揚げされています。観光業では、能登半島の美しい自然や、地域特有の文化を活かした観光スポットが人気を集めています。

関連項目

能登半島
能登国
日高[[郡 (北海道)]] - 平成の大合併で新設された郡
二海[[郡]] (北海道) - 同上
三方上中[[郡]] (福井県) - 同上
加賀[[郡]] (岡山県) - 同上

脚注

* 人口は2024年11月1日現在の推計人口に基づきます。

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