道の駅農匠の郷やくの

道の駅農匠の郷やくの

道の駅農匠の郷やくのは、京都府福知山市の夜久野町平野に位置し、国道9号沿いにある道の駅です。1999年に宿泊施設である「夜久野荘」と夜久野高原温泉などが併設されてオープンしました。2002年には正式に道の駅として登録され、以来多くの観光客を迎え入れています。

敷地と施設概要

この道の駅は、東京ドーム約3個分に相当する14万平方メートルの広大な敷地を有しています。現在、売店やレストラン、宿泊施設、日帰り入浴施設など、合計で11の異なる施設が点在しており、訪れる人々に多様な体験を提供しています。特に、新鮮な地元の農産物を手に入れることができる「やくの高原市」や、和菓子を販売する「やくの花あずき館」は人気のスポットです。

来場者数の変動と運営の見直し

しかし、近年は北近畿豊岡自動車道の開通により国道9号の通行量が減少し、来場者数もピークの2002年度の約30万人から2019年度には約12万5千人と大きく減少しています。さらに、複数の運営形態が存在することや施設の老朽化が進んでいるため、福知山市では行政改革の一環として、休止や民間への貸付などの運営見直しが進められています。2021年4月からは、一部の施設が継続して営業を行っています。

現在の施設一覧

道の駅農匠の郷やくのには次のような施設があります：

• - 駐車場：

- 普通車用：170台
- 大型車用：5台
- 身障者用：3台

• - トイレ（24時間利用可能）

- 男性用：6器（大2、小4）
- 女性用：5器
- 身障者用：1器

• - やくの高原市（9:30 - 17:00、農産物直売所）
• - やくの花あずき館（10:00 - 17:00、和菓子販売）
• - やくの木と漆の館（10:00 - 17:00、漆器の展示販売・体験施設）
• - 夜久野町化石・郷土資料館（13:00 - 17:00、土日のみ開館）

過去の施設と運営状況

一方で、2021年4月1日以降は一時的に休館中の施設も多数あり、今後の再開予定は未定となっています。過去に運営していた店舗には、レストラン「やくの本陣」や日帰り入浴施設の「夜久野高原ほっこり館」などがあります。

アクセス

道の駅へは、自動車でのアクセスが便利で、E72北近畿豊岡自動車道の山東ICから約10分、福知山ICからも約40分で到達可能です。また、公共交通機関を利用する場合は、JR山陰本線の上夜久野駅から徒歩約7分です。

まとめ

道の駅農匠の郷やくのは、地域の農産物や特産品、観光資源が集まる場所であると同時に、交通の要所でもあります。自然を感じながら地域の魅力に触れることができるこの場所は、訪れた人々にとって心温まるひとときを提供しています。今後もその運営に注目が集まることでしょう。

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