道休誠一郎

道休誠一郎について

道休誠一郎（どうきゅう せいいちろう）は、1953年4月1日に宮崎県宮崎市に生まれた日本の政治家です。彼は元衆議院議員として知られ、タレントの紗栄子の叔父でもあります。

学歴と職歴

道休氏は、宮崎県立宮崎南高等学校を卒業した後、上智大学外国語学部に進学。大学卒業後には、コロンビア大学国際公共政策大学院にて修士課程を修了しました。その後、まずは1979年にシティバンクに就職し、1982年からは野村證券に務めました。さらに、2003年には国際協力機構（JICA）からインドネシア財務省に派遣されるなど、国際的な経験を積んでいます。

政治の道へ

道休氏は、2009年8月30日に行われた第45回衆議院議員総選挙において民主党の公認を受け、宮崎2区から出馬しました。彼は、自由民主党の江藤拓に敗北しますが、比例九州ブロックで復活当選を果たしました。この当選により、2005年の選挙以来久しぶりに民主党が宮崎県において議席を獲得しました。

活動とインパクト

道休氏は、衆議院における活動の中で様々な問題に対処しました。特に、2010年5月31日に発生した宮崎県の口蹄疫問題に対する対応が遅れた農林水産大臣に対する不信任決議案においては、彼は反対票を投じました。このように、道休氏は常に地域の声を反映させる姿勢を示していました。

しかし、2012年の第46回衆議院議員総選挙では再び江藤氏に敗れ、比例復活も叶わずに落選。これが彼の政治キャリアの厳しい転機となりました。

引退とその後

道休氏は2013年4月16日、民主党が彼を宮崎県選挙区の参議院候補に擁立することを決定しましたが、同年7月21日の参議院選挙では自民党の新人である長峯誠に大差で敗れ、再び議席を失いました。これにより、民主党からの宮崎県選出議員は衆参ともに0人となりました。

2017年には、民進党の宮崎県連が道休氏を宮崎1区に候補者として擁立する方針を発表しましたが、希望の党への合流といった内部の混乱の影響もあって、道休氏は公認を辞退し、選挙には出馬しませんでした。これにより、彼の政治活動は一区切りを迎えることとなります。

まとめ

道休誠一郎は、民主党として宮崎県の政治に貢献した一方で、選挙での敗北や党内の変わりゆく情勢に翻弄された政治家でもありました。彼の経歴は、地域の政治の変遷を映し出す重要な一面を持っており、宮崎県民のために奮闘してきた姿勢は評価されています。

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