道路新産業開発機構

一般財団法人道路新産業開発機構（Highway Industry Development Organization、略称：HIDO）は、道路に関連する新たな産業分野の調査研究および開発プログラムの策定を主な目的とする法人です。

概要

1984年7月2日に設立され、東京都文京区に本部を置いています。元国土交通省道路局が所管しており、道路インフラに関連する新しい産業の創出と育成に注力しています。HIDOの活動は、道路技術の進歩だけでなく、関連産業全体の発展を促進することを目指しています。

組織運営においては、会長、理事長を中心に、理事会、評議員会、事務局が連携し、効率的な事業運営を行っています。また、ITS・新道路創生本部や調査部、総務部などの専門部署が、それぞれの専門知識を活かして事業を推進しています。賛助会員制度も設けられ、外部の専門家や企業との連携を深めることで、より多角的な視点からの事業展開を図っています。

主な役員は以下の通りです。

代表理事・会長: 佐々木眞一（非常勤。元トヨタ自動車代表取締役副社長）
代表理事・理事長: 朝倉康夫（非常勤。東京工業大学教授）
業務執行理事・副理事長: 谷脇　暁（常勤）
業務執行理事・常務理事: 菊地春海（常勤）
業務執行理事・理事: 鈴木克宗（非常勤。株式会社エイテック会長）

これらの役員は、それぞれの分野での豊富な経験と知識を持ち寄り、HIDOの事業運営を支えています。

組織

HIDOは以下の組織で構成されています。

会長
理事長
理事会: 理事14名、監事2名で構成
評議員会: 評議員19名で構成
事務局
ITS・新道路創生本部
調査部
総務部

事業内容

HIDOの主な事業内容は以下の通りです。

道路に関連する新しい産業分野についての調査研究: 道路関連の最新技術や市場動向を調査し、将来的な産業の可能性を探ります。
道路に関連する新しい産業の開発プログラムの策定: 調査研究の結果を踏まえ、具体的な開発プログラムを策定し、新産業の創出を支援します。
道路に関連する新しい産業の開発に資する公共的な業務の実施: 道路インフラの発展に貢献する公共的な事業を実施します。
ETC特定プローブデータの配信サービス: ETCデータを活用した情報提供サービスを提供します。
ETCを利用した特殊車両通行確認の車両登録: ETCを活用し、特殊車両の通行を円滑にするための登録業務を行います。
道路に関連する新しい産業の開発についての関係機関との連絡及び調整並びに広報: 関係機関との連携を密にし、事業の円滑な推進と広報活動を行います。
「道路行政セミナー」などの発行: 道路行政に関するセミナーや出版物を通じて、最新の情報を共有します。
前各号に関連する委託された業務の執行: 上記の事業に関連する委託業務を実施します。
その他当機構の目的を達成するために必要な事業: その他、HIDOの目的を達成するために必要な事業を柔軟に展開します。

これらの事業を通じて、HIDOは道路産業の発展に貢献し、社会全体の進歩に寄与することを目指しています。

事業仕分け

2010年3月9日には、「事業仕分け (行政刷新会議)第2弾」において、仕分け対象枠の公益法人に選定されました。この経験を踏まえ、HIDOはより効率的で透明性の高い組織運営を目指しています。

本部所在地

HIDOの本部所在地は、東京都文京区関口1-23-6 プラザ江戸川橋ビル2階にあります。

外部リンク

一般財団法人道路新産業開発機構
国土交通省道路局所管公益法人一覧

これらの情報から、HIDOが道路関連産業の発展に不可欠な機関であることが理解できます。今後も、その活動に注目が集まります。

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