遠望のフェルシス Horizon of the earth and sky

遠望のフェルシス Horizon of the Earth and Sky

『遠望のフェルシス Horizon of the earth and sky』は、2010年7月30日に発売されたファンタジー学園RPGです。制作はninetailによるもので、これは彼らの第三作目です。本作は、育成シミュレーションの要素を取り入れた斬新なRPGとして、プレイヤーに新しい体験を提供します。前作『天ツ風 〜傀儡陣風帖〜』から数百年後の世界を舞台に、プレイヤーは自らのキャラクターを成長させ、様々な冒険を通じて仲間たちとの絆を深めていきます。

ゲームシステム

このゲームは「学園パート」と「迷宮パート」の二つのセクションが組み合わさっています。学園パートでは武器や防具の強化、アイテムの購入、さらにはクエストの受注を行います。ここでは、仲間たちとの交流を楽しむイベントも発生し、キャラクターの関係が深まっていくのが魅力です。一方、迷宮パートでは、学園からの課題やクエストを進めるためにダンジョンを探索します。パーティ編成やアサルトチェインと呼ばれる連携攻撃のシステムを駆使して、さまざまな強敵を打ち破ります。

プレイヤーは迷宮に突入する前に仲間を選び、各キャラクターに役割を振り分けてパーティを組む必要があります。迷宮は3Dで生成されており、毎回新しい挑戦が待っています。戦闘時には、キャラクターが持つ多彩なスキルを駆使し、お互いの攻撃を連携させることで強力なコンボを繰り出します。

ストーリー

物語はアベル・ランベルトという青年が、幼馴染のフランとともにヴォロミア特殊技能訓練機関に入学するところから始まります。彼は幼少期に出会った冒険者に影響を受け、自身も一人前の冒険者になるという夢を抱いています。学園生活の中で新しい友人やライバルたちと出会い、時には競い、時には協力しながら成長していく彼ら。しかし、彼らを取り巻く世界には、復活した魔物やフランを狙う謎の黒騎士など、通常では考えられない異常が次々と起こっていきます。

登場キャラクター

本作には多彩なキャラクターが登場します。主人公アベルをはじめ、彼の幼馴染フラン、友人のミント、クラスメイトのマーヤや風織など、各キャラクターにはそれぞれの背景や性格が設定されています。特に、アベルは明るく前向きな性格で、多くの仲間たちを惹きつけます。彼の冒険の旅にはさまざまなイベントが待ち受けており、どの選択をするかによって物語が変化することもあります。

また、学園の自治組織『学生会』のメンバーであるソシエやアリューシャなども登場し、彼らの関係性も物語を豊かに彩ります。さらに、謎の存在として迷宮内に現れる「お助けおねーさん」や、アベルたちが保護した少女テラなども物語に深く関わってきます。

まとめ

『遠望のフェルシス』は、ストーリー、キャラクター、システム全てが凝縮された魅力的な作品です。ファンタジーな世界観の中で多くの冒険が待っており、プレイヤーはそれぞれのキャラクターと共に様々な出来事を体験します。学園での「育成」と迷宮での「冒険」を通し、皆が一つの目標に向かって進んでいく姿が描かれています。この作品を通して、友情や成長を感じることのできるプレイ体験が約束されています。

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