遠藤ゆみ

遠藤ゆみの生涯と競技経歴

遠藤ゆみ（えんどう ゆみ）は1986年8月12日、滋賀県に生まれた元ボートレーサーです。彼女は身長151cm、血液型はO型で、競技者としての登録番号は4629です。ゆみさんは、妹である遠藤エミが女性初のSGタイトルホルダーとしても知られているボートレーサーです。

来歴

競技を目指す高校時代

遠藤ゆみは滋賀県立彦根翔陽高等学校を卒業後、学生時代からボートレーサーを志していました。彼女はやまと競艇学校に挑戦しましたが、初めての受験では不合格となります。年齢制限によって一度は競技者の道を諦めて働き始めるものの、その夢を捨てることはありませんでした。

再挑戦と選手登録の道

2009年10月、彼女の競艇学校の受験に関する年齢制限が変更されたことで、再度挑戦する機会が訪れました。このとき106期として合格し、やまと競艇学校に入学しました。しかし、訓練中に怪我をしてしまったため、半期の遅れが生じ、107期として卒業を迎えました。

2010年9月18日、遠藤ゆみは107期選手として正式に登録され、同年11月7日からボートレースびわこで行われた一般戦『瀟湘八景賞』でデビューを果たしましたが、このレースでは6着に終わります。

初勝利とさらなる成長

彼女の初勝利は、2011年5月18日にボートレースびわこで行われたG3『東日本大震災被災地支援 第20回びわこプリンセスカーニバル』で達成されました。6号艇の6コースからまくり差しを決め、見事に初勝利を掴みました。このときの3連単は107番人気で、払戻金は121,290円にのぼりました。

事故と復帰

2015年12月30日に行われた一般戦『選手会会長杯争奪 2015年末ファイナル』ではレース中に事故に遭い、右肩を負傷するという大きな問題が発生しました。その後、彼女は2016年に手術やリハビリに専念し、健康を取り戻すことに努力しました。

2017年3月21日、ボートレース鳴門の一般戦『ヴィーナスシリーズ第12戦』で復帰を果たし、このときは5着に終わりました。復帰後は順調にレースに参加し、2017年8月13日には、姉妹共演となったG3『オールレディース ビーナスちゃんカップ』で見事な戦いを見せました。

最期の出走と引退

しかし、彼女のキャリアは2018年1月10日、ボートレース宮島での一般戦『デイリースポーツ杯争奪男女W優勝戦』における非常なフライングによって終わりを迎えました。このレースが最後の出走となり、2019年10月4日には選手登録が消除され、現役を引退しました。

引退後の活動

引退後は、株式会社TWINS SMILEを設立し、その代表を務めることになりました。競艇選手としてのキャリアを経て、今後の活躍が期待されています。遠藤ゆみの人生は、多くの挑戦と成功、そして幾度かの挫折で彩られており、その姿勢からは競技者としての誇りが感じられます。

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