遠藤雅大

遠藤雅大（えんどう まさひろ）

遠藤雅大は、1970年8月15日に東京都で誕生した元サッカー選手であり、現在はサッカー解説者として活躍しています。彼のニックネームは「エンマサ」で、家庭においても彼のサッカーに対する情熱が継承されており、息子の遠藤雅己もサッカー選手として活動しています。

経歴

遠藤は松戸市立新松戸北中学校でサッカーを学び、その後帝京高等学校に進学しました。高校時代には、サッカー部でのプレーを通じて多くの仲間たちと切磋琢磨し、その後順天堂大学へ進学します。1993年には当時の旧JFLであったヤマハ発動機（現在のジュビロ磐田）に入団し、プロサッカー選手としての道を歩み始めました。

彼は当初フォワードとしてプレーしていましたが、1994年にJリーグに昇格した際、ハンス・オフト監督の指導の下で左サイドバックにポジション変更されました。この新しい役割で彼はすぐに日本代表に選出され、国際Aマッチにおいて8試合に出場しました。

その後、1999年には新たに設立された横浜FCに移籍し、初代キャプテンとしてチームを牽引しました。しかし、シーズン途中の7月にはヴェルディ川崎へ期限付き移籍し、さらに2000年には清水エスパルスに移籍します。

同年、彼はベルギーリーグのKVメヘレンに移籍し、これは日本人選手としてベルギーリーグでプレーする初のケースとなりました。その後、2001年にはRAAラ・ルビエールに移籍するも、チームが経営破綻したため契約を終了し、帰国しました。

帰国後は、スカパー!でサッカー解説を務めるようになり、指導者としての道も歩み始めました。2004年からは「遠藤雅大インドアサッカー塾」を運営し、小学生やその保護者に向けてサッカー技術の指導を行っています。この塾は2023年3月まで、世田谷区駒沢で20年間にわたり継続されました。

また、息子の遠藤雅己は明治大学のサッカー部を経て、2023年に横浜FCへ加入し、父の意志を引き継いでプロ選手として活躍を目指しています。遠藤雅大のサッカーに対する情熱は、彼の指導や家族を通じて多くの人々に影響を与えています。彼のキャリアはプレーヤーとしてだけでなく、解説者や指導者としても非常に豊かなものであり、サッカー界において重要な存在となっています。

もう一度検索