遭遇難易度ランキングTV

遭遇難易度ランキングTV

「遭遇難易度ランキングTV」（そうぐうなんいどランキングテレビ）は、テレビ朝日系列で放送された単発の特別番組です。元々は、深夜の単発特別番組枠『すくいず!』における企画の一つ（企画第5弾）としてスタートし、好評を博した後に独立した特別番組としても放送されました。

番組内容

この番組の核となるのは、「遭遇すること」が極めて難しい、あるいは珍しい物事や現象を特定のテーマに沿って選出し、その難易度をランキング形式（ベスト10）のVTRで紹介していくというコンセプトです。これまでに扱われたテーマとしては、生態が謎に包まれた「危険生物」、世界中に存在する多種多様な「乗り物」、そして未来の生活を予感させる「近未来テクノロジー」など、多岐にわたります。

ランキング形式で紹介されるVTRのいくつかでは、司会を務めるお笑いコンビ・南海キャンディーズをはじめとする芸能人リポーターが実際に現場へ赴き、その「遭遇困難な物」に挑む様子をレポートし、番組に臨場感を与えていました。

番組はスタジオパートとVTRパートで構成されており、スタジオではVTRが最も興味深い展開や結果が明らかになる寸前で一時停止されるという演出が採られました。そして、その続きがどうなるかを予測する三者択一のクイズが解答者たちに出題されました。このクイズにはユニークなルールがあり、正解した解答者だけがVTRの結末を最後まで視聴できる権利を得ました。一方、残念ながら不正解となった解答者の前には、突如として大きなシャッターがせり上がり、VTRの続きが一切見えなくなるという、視覚的な罰ゲームが設けられていました。

しかし、このシャッター演出に対しても、スタジオの解答者たちは様々な反応を見せました。中には、シャッターのわずかな隙間から映像を覗き見ようと試みる者や、司会である南海キャンディーズの山里亮太氏の注意を無視して、強引にVTRを見ようとする強者も現れるなど、スタジオは常に賑やかな雰囲気に包まれていました。

また、クイズによっては、スタジオの解答者全員が不正解となり、結果的に司会者とテレビを視聴している視聴者のみがVTRの続きを知ることができるという状況も生まれました。山里氏はこのような状況を指して、皮肉と笑いを込めて「ゲスト要らないじゃんシステム」と称し、スタジオの笑いを誘っていました。

主な出演者

司会
南海キャンディーズ（山里亮太、しずちゃん）
解答者
西川史子
矢口真里
蛭子能収（第1回、第2回に出演）
里田まい
北野大（第4回に出演）
武田真治（第4回に出演）
ナレーション
田子千尋

主なスタッフ

構成：都築浩
リサーチ：Vispo
編成：岩崎浩（テレビ朝日）
宣伝：蓮実理奈、曲尾有香（テレビ朝日）
デスク：佐藤まゆみ（テレビ朝日）
アシスタントプロデューサー：竹山知子、志波佳代子
制作スタッフ：大馬渡伸
ディレクター：有馬巨人、堤俊博、小野哲司
演出：藤田賢城（BERMUDA）
プロデューサー：金澤美保（テレビ朝日）、奥田創史（テレビ朝日）
チーフプロデューサー：蓮実一隆（テレビ朝日）
技術協力：テイクシステムズ、共立照明、日放
企画協力：吉本興業（片山勝三、坪倉大輔）
制作協力：BERMUDA
制作著作：テレビ朝日

放送履歴

第1回：2007年8月1日（『すくいず!』企画第15回として放送）
第2回：2007年8月8日（『すくいず!』企画第16回として放送）
第3回：欠番（企画されたものの放送に至らなかった回）
第4回：2008年1月9日（水曜日 23:15 - 24:10に放送、単発特別番組として）

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