那珂川町立馬頭東中学校

那珂川町立馬頭東中学校の紹介

那珂川町立馬頭東中学校（なかがわちょうりつ ばとうひがしちゅうがっこう）は、栃木県那須郡那珂川町大山田下郷に位置する公立中学校でした。この学校は1981年4月に馬頭町内の二つの中学校、すなわち大山田中学校と大内中学校が統合されて設立されました。「東中」または「馬東（ばひがし）」という愛称で親しまれていました。

沿革と閉校までの過程

設立から数年が経つと、少子化の影響が徐々に校の運営に影響を及ぼすようになりました。2002年度には学生数が減少したため、2クラス制から1クラス制へと移行。この年を境に、学校の規模は縮小傾向にあり、2004年の卒業式は2クラスでの最後の卒業式となりました。馬頭東中学校は、緑化活動にも力を入れており、1993年、2000年、2002年には緑化コンクールでの受賞歴を持ち、特に2002年度には内閣総理大臣賞を獲得しています。また、1991年からは「緑の少年団」が設立され、環境保護活動にも積極的に参加していました。

2005年10月には、町の合併に伴い那珂川町立馬頭東中学校として新たにスタートしましたが、少子化問題は解消されることなく、2008年3月に閉校を迎えました。これにより、地元の生徒たちは那珂川町立馬頭中学校へ統合され、新たな教育の場へと移行しました。

学校生活の特徴

那珂川町立馬頭東中学校の学校生活は、他校と比較してユニークな側面がありました。普段の学校ではジャージを着用することが多く、定められた制服を着るのは特定の行事や水曜日の朝礼、文化祭、そして終業式の日のみでした。また、朝は7時半からの30分間、走り込みを行う「朝練」があり、このような習慣は他の学校では見られなかった特徴の一つでした。

進路と卒業後の選択

卒業生の進路としては、地元の高等学校が多く選ばれていました。具体的には、栃木県立馬頭高等学校、栃木県立烏山高等学校、烏山女子高等学校、そして大田原高等学校、大田原女子高等学校といった学校が人気の進学先でした。

まとめ

那珂川町立馬頭東中学校は、地域の教育に大きな役割を果たしてきましたが、少子化や社会の変化により2008年にその歴史に幕を閉じました。その校風や生徒たちの活動は、今でも地域の人にとって忘れられない思い出として語り継がれています。

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