那賀町立北川小学校

那賀町立北川小学校について

那賀町立北川小学校（なかちょうりつ きたがわしょうがっこう）は、徳島県那賀郡に位置した公立の小学校です。この学校は長い歴史を持ち、地域の教育の中心として重要な役割を果たしてきましたが、2017年3月31日をもって休校し、翌日の4月1日には那賀町立木頭小学校に統合されることとなりました。

学校の概要

北川小学校は1879年に海川小学校北川分校として開校され、1881年には北川小学校簡易科に昇格しました。2005年には町村合併に伴い、那賀町立北川小学校として再編されました。この学校は、地域に密着した教育活動を展開し、947人の児童が在籍していた1980年ごろから児童数は徐々に減少を続け、2015年度にはわずか4人まで落ち込んでしまいました。長年にわたる教育の成果として、卒業生の数は1481人に達しています。

学校活動

北川小学校は薩摩芋の栽培を通じて地域との交流を図る活動を行っていました。2016年5月には薩摩芋の栽培が始まり、11月頃に収穫を行い、12月には「いしだて祭り」という学校祭で地元の住民に振る舞うなど、地域との結びつきを強める行事となっていました。この薩摩芋栽培は校の通年行事に位置づけられています。

学校の沿革

1879年からの長い歴史を経て、北川小学校は時代の変化に適応しながら発展を続けてきました。2016年2月には北川小学校PTAが休校と在校生の木頭小への転入について議論を開始しました。4月にはPTA総会にて2016年度末での休校が決定され、6月には学校誌の編集委員会が発足しました。地域の歴史や学校生活が纏められた校誌の発行も行われ、学校の歴史を後世に伝える活動も行われてきたのです。

校訓と教育方針

北川小学校では、「自主」「協同」「責任」という三つの校訓が掲げられており、児童には自立した行動や協力し合う姿勢、責任感を持つ教育が重視されました。これらの理念は、地域社会で生きるための大切な資質を育むために必要不可欠なものとして位置付けられていました。

関連学校

北川小学校は那賀町立木頭中学校と関連があり、地域の教育ネットワークの中で重要な立場を持っていました。地域の教育機関との連携も、その魅力の一つとなっていたのです。

まとめ

那賀町立北川小学校は、長い歴史の中で地域と深く結びつきながら教育活動を展開してきた公立学校でした。学校の文化や伝統を尊重しつつ、時代の変化に対応した活動が行われており、多くの卒業生を輩出してきましたが、児童数の減少に伴い2017年に休校となる運びとなりました。

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