邦なつき

邦 なつきのプロフィール

邦 なつき（本名：くに なつき、8月14日生まれ）は、元宝塚歌劇団の専科に所属していた女役の舞台俳優です。彼女は元月組の組長でもあり、長いキャリアを持っています。出生地は大阪府大阪市で、市立扇町高等学校を卒業しました。身長は160cmで、愛称は「まり」と親しまれています。

来歴

邦なつきは1970年に宝塚音楽学校に入学し、1972年には58期生として宝塚歌劇団に入団しました。入団時の成績は15番であり、雪組公演『かぐら』『ザ・フラワー』で男役として初舞台を踏みました。その後1973年に月組へ配属され、1974年には娘役に転向しました。特に1976年の『バレンシアの熱い花』での新人公演初ヒロインとしての出演は、彼女にとって大きな節目となりました。

彼女のキャリアは1990年6月30日に専科に異動するまで続き、その後も1993年には月組に戻り、月組組長に就任しました。1996年には再び専科に異動し、様々な組に特別出演し続けました。最終的に2011年10月16日、月組の『アルジェの男／Dance Romanesque』の東京公演千秋楽をもって宝塚歌劇団を退団しました。

宝塚歌劇団での主な舞台

邦なつきは宝塚歌劇団において多くの舞台に出演し、その演技力や魅力を発揮しました。初舞台は雪組での『かぐら』『ザ・フラワー』であり、その後の月組時代には様々な作品に参加しています。1975年10月の新人公演『恋こそ我がいのち』ではデルヴィール夫人役を演じ、1976年8月には『ベルサイユのばら Ⅱ』でロミー役を演じました。

彼女は1979年に『ロミオとジュリエット』ではモンタギュー夫人役、1981年には『新源氏物語』の新人公演で葵の上を演じるなど、多彩な役柄をこなしました。また、1985年から1996年にかけては、多数のバウホール作品や全国ツアーにも出演し、その実力を証明しました。

退団後の活動と評価

邦なつきの宝塚歌劇団退団後も彼女の活動は多岐に渡り、舞台での経験を生かした演技や新たな挑戦が続いています。彼女の経歴は、宝塚歌劇団における重要な一部として位置づけられ、多くのファンに支持され続けています。彼女の舞台での魅力と存在感は、今もなお多くの人々に語り継がれていることでしょう。

邦なつきの舞台人生を通じて、宝塚の伝統と魅力がどのように受け継がれているのか、今後の彼女の活躍にも目が離せません。

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