邦月美岐

邦月 美岐（くにづき みき）

元宝塚歌劇団の娘役、邦月美岐は、長崎県の諌早市出身で、神戸海星女子学院高等学校を卒業後、1968年に宝塚音楽学校に入学しました。彼女は1970年に卒業後、宝塚歌劇団に入団し、雪組でのデビューを果たしました。その時の成績は70名中17位という優秀なものであり、早くから舞台での存在感を発揮しました。

略歴

邦月は1970年に宝塚音楽学校を卒業し、同年3月に雪組公演『四季の踊り絵巻』で初舞台を踏みました。以降、彼女はさまざまな舞台で多彩な役柄を演じ続けます。特に1971年には歌う少女役として『星の牧場』に出演し、続く公演『ノバ・ボサ・ノバ』では東京での活動も行いました。1974年に雪組から花組へ移籍し、1980年に宝塚歌劇団を退団しました。

主な舞台出演

邦月の宝塚での主な舞台出演には、以下のようなものがあります：

• - 1970年3月: 初舞台『四季の踊り絵巻』／『ハロー!タカラヅカ』
• - 1973年7月: 新人公演『カンテ・グランデ』マリア（新人賞受賞）
• - 1974年12月: 『紅椿雪に咲く』のきぬ／『ファンキー・ジャンプ』の女（音楽賞受賞）
• - 1977年2月: 『鶯歌春』秀麗／『マンハッタン・ラグ』の歌う女（音楽賞受賞）
• - 1980年1月: 宝塚バウホール公演『刀を抜いて』お才

他にも『ベルサイユのばら』の役や『風と共に去りぬ』のインディア・ウィルクスなど、数多くの印象的な役を演じてきました。

宝塚歌劇団退団後

宝塚歌劇団を退団した後、邦月は1981年に梅田コマ劇場での公演『カール物語』にヒロインとして出演しました。また、1998年には『深緑夏代と弟子たちのコンサート』にも参加するなど、舞台活動を継続しました。

音楽活動

さらに、邦月はレコード歌手としても活動を行い、彼女の楽曲は宝塚ファンをはじめ、多くの音楽ファンから支持されています。彼女のレコードのリリースは次のようになります：

• - 1974年2月: 「嵐のあとで」
• - 1974年10月: 「赤い小窓」
• - 1977年8月: 「夏よ・・」

邦月美岐は、その多才な才能を活かし、魅力あふれるパフォーマンスで多くの人々を魅了してきた、特異な存在の一人と言えるでしょう。彼女の舞台での輝かしいキャリアは、今も多くの人々の記憶に残り続けています。

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