郡山市役所

郡山市役所

郡山市役所は、福島県郡山市の行政機関として、市民生活に不可欠な役割を担う施設です。本庁舎と西庁舎の2つの建物から成り立ち、各種行政手続きや市民サービスを提供しています。

庁舎構成

現在の郡山市役所は、本庁舎と西庁舎で構成されています。本庁舎は1968年（昭和43年）に竣工し、1965年（昭和40年）の大合併後に移転しました。西庁舎は1993年（平成5年）に建設されました。以前の市役所庁舎は、1930年（昭和5年）に麓山に建てられましたが、現在の市役所庁舎に移転後、福島県郡山合同庁舎として利用されています。

本庁舎

本庁舎の最上階である6階には展望室がありましたが、東日本大震災で崩壊し、残念ながら1名の方が亡くなられました。遺体の発見には1ヶ月以上の時間を要しました。

窓口受付時間

市役所の窓口受付時間は、午前8時30分から午後5時15分までです。閉庁日は、毎週土曜日、日曜日、祝日、および年末年始（12月29日から1月3日）です。

旧庁舎

旧庁舎は、1930年（昭和5年）に郡山市役所として建設されました。設計は宮田荘七郎氏、施工は増子組が担当しました。建物は左右対称のシンメトリーな構成で、玄関ポーチなどにはモダンゴシック様式の意匠が凝らされており、中央には塔屋が設けられています。竣工時には、日本建築学会発行の「建築雑誌」にも紹介されたと言われています。

1944年（昭和19年）には、庁舎内に図書館が開設されました。1968年（昭和43年）に新しい市庁舎が朝日一丁目に建設されると、旧庁舎は福島県の合同庁舎として転用されました。

1985年（昭和60年）には、三島由紀夫の生涯を描いた映画『ミシマ:ア・ライフ・イン・フォー・チャプターズ』の撮影に使用されました。旧庁舎の外観が、当時の陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地の建物と似ていたため、演説シーンの撮影場所として選ばれました。

現在、福島県郡山合同庁舎は郡山南拠点地区への移転が検討されていますが、移転後の旧庁舎の利用方法はまだ決定していません。しかし、旧庁舎のような様式を持つ建物は現存数が少なくなっており、文化財としての価値が高いと考えられているため、今後の動向が注目されています。

所在地

郡山市役所の所在地は、〒963-8601 福島県郡山市朝日一丁目23番7号です。さくら通り（福島県道142号河内郡山線）沿いに位置しています。西庁舎は渡り廊下で本庁舎と繋がっており、住所は郡山市桑野一丁目1番地ですが、利用する部署によっては本庁舎と同じ住所で案内されることもあります。

アクセス

JR郡山駅前バスプール8・9番乗り場から、「郡山市役所」行きバスに乗車し、「郡山市役所」バス停で下車してください。ただし、「下富田経由百合ケ丘」行きは除きます。

周辺施設

郡山市役所の周辺には、以下の施設があります。

開成山公園
郡山総合運動場開成山野球場
郡山総合運動場開成山陸上競技場
郡山郵便局
郡山労働基準監督署
日本年金機構 郡山年金事務所
郡山女子大学

外部リンク

郡山市

まとめ

郡山市役所は、市民の生活を支える重要な施設であり、歴史的な背景も持っています。郡山市を訪れる際には、その役割と歴史に触れてみてはいかがでしょうか。

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