郡山総合運動場開成山陸上競技場

郡山ヒロセ開成山陸上競技場

郡山ヒロセ開成山陸上競技場は、福島県郡山市の開成山総合運動場内に位置する陸上競技場兼球技場です。この施設は日本陸上競技連盟に認定された第3種競技場であり、400メートルのトラックが8レーン設けられています。また、天然芝のグラウンドも完備されています。メインスタンドには15,474人を収容できる席があり、バックスタンドとコーナースタンドには芝生エリアが広がっています。ただし、照明設備は整っていません。

特筆すべきは、サブトレーニング場の存在で、こちらは300メートルのトラックが6レーン設けられ、観客席は830人を収容可能です。更に、更衣室やシャワー室、ミーティング室、医務室、バリアフリー対応のエレベーター、多機能トイレ、室内走路も備えられており、さまざまな利用者に対応しています。

利用予定と休館について

郡山ヒロセ開成山陸上競技場は、開成山地区の体育施設整備事業に伴い、2024年2月1日から2025年3月31日まで休館となる予定です。一般利用は2025年4月から再開される予定ですが、補助陸上競技場につきましては、2023年10月1日から2024年7月20日まで休館し、2024年8月上旬から利用が可能になる見込みです。

スポーツイベントの開催実績

この陸上競技場は数多くのスポーツイベントの舞台となってきました。1997年に解散したJFLのサッカークラブ福島FCのホームスタジアムとしても利用されていました。また、1988年に開催された第15回全日本中学校陸上競技選手権大会や、1994年10月1日に行われたJリーグプレシーズンマッチの浦和レッズ対横浜マリノスの試合など、多くの歴史的なイベントが実施されています。さらに、郡山市で開催される郡山シティーマラソンでは、スタート地点としても利用されています。

1995年にはふくしま国体のサッカー会場としても機能しました。

スポーツ以外のイベント

スポーツイベントだけでなく、郡山ヒロセ開成山陸上競技場は文化イベントにも積極的に利用されています。1974年に日本初の本格的なロック・フェスティバルであるワンステップフェスティバルが開催されたことがその一例です。更に、2014年には開成山公園で行われたB-1グランプリが、陸上競技場も会場の一部として利用されました。

このように郡山ヒロセ開成山陸上競技場は、スポーツや文化の発展を支える重要な施設として、地域に根ざした活動を展開してきました。これからの新しい利用プランやイベントも期待され、ますますその存在感を増すことでしょう。

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