都久志会館

都久志会館（つくしかいかん）について

都久志会館は、福岡県教職員互助会が運営していた多目的ビルです。この施設は、コンサートやライブが開催できるホールの他に、研修や会議に利用できる会議室を多数備えており、さまざまなイベントに対応できる場所として広く知られていました。

所在地と交通アクセス

都久志会館は福岡市中央区天神4-8-10に位置しており、その立地は福岡都市圏の中心部にあたります。公共交通機関を利用する場合、福岡市地下鉄空港線の天神駅から徒歩8分、西鉄福岡（天神）駅からは徒歩10分の距離です。また、バスの場合は、西鉄福岡（天神）駅のバスセンターから徒歩10分、天神郵便局前からは徒歩3分と非常に便利です。車やタクシーを利用する際は、博多駅から約15分、福岡空港から福岡都市高速経由で約15分、一方、一般道での移動はおおよそ25分を要します。

施設の利用目的

この施設では、講演会や試写会、会議、研修会、学会、さらには教室や展示イベント、同人誌即売会やコスプレイベントなど、多岐にわたる利用がされていました。特に音楽イベントや展示会は多くの来場者を魅了し、地域cultureの発信地ともなっていました。

歴史と沿革

都久志会館は1979年3月に竣工し、その後、同年7月4日に日本教職員組合の定期大会が開催され、正式にイベント施設としての役目を果たし始めました。1994年2月5日には、世界的に有名なアメリカのロックバンド、ラモーンズが公演を行い、多くのファンに親しまれる場となりました。

2015年には、施設の改修工事が行われ、ホールや会議室の貸し出しが一時中止されましたが、同年4月1日にリニューアルオープンを果たしました。しかし、老朽化が進んでいたため、2020年11月3日に閉館することが決定されました。これにより、長い間多くの人々に愛されたこの場所が姿を消すこととなりました。

まとめ

都久志会館は福岡市における重要な文化施設として、多くの思い出が詰まった場所でした。その利便性と多機能性から、様々なイベントで利用されてきたことは、地域にとっても大きな影響を与えました。閉館という形で歴史に幕を下ろしましたが、また新たな文化拠点として生まれ変わることを期待する声も多くあります。

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