鄭守根

鄭守根（チョン・スグン）について

鄭守根は、1977年1月20日に生まれた韓国の元プロ野球選手で外野手として活躍しました。彼は斗山ベアーズの選手として知られ、その後ロッテに移籍しました。実弟の鄭守盛も同じくプロ野球選手というスポーツ一家の出身です。

経歴

斗山ベアーズ時代

鄭は1995年にプロ入りし、1998年から2001年の間に4年連続で盗塁王に輝くという素晴らしい成績を収めました。その活躍が評価され、2000年にはシドニーオリンピックの韓国代表に選ばれ、チームは銅メダルを獲得しました。この成果は彼のキャリアにおいて非常に重要な位置を占めています。

2003年、鄭はFA（フリーエージェント）を行使し、ロッテに移籍することに決めました。この移籍は驚くべき条件で、6年間の最大契約金が40億6千万ウォンという非常に高額なものでした。移籍に伴い、補償選手として文東煥が斗山に移籍しましたが、彼はトレードの一環として曽静煥と引き換えに利用されたため、短期間で斗山に在籍することとなりました。

ロッテ時代

ロッテに移籍した鄭は主将に就任しますが、2004年には釜山で一般市民に対して暴行を働き、その結果、出場停止の処分を受けました。これが彼のキャリアに大きな影を落とし始めます。

2008年7月、再び釜山で一般市民にバットでの暴力事件を起こし、警察に逮捕されるという事態に陥ります。これにより、韓国プロ野球史上初の無期限失格選手となり、試合に出場できなくなりました。翌年、この処分は解除されたものの、同年8月に再び酒に酔った状態で釜山の飲食店で騒ぐ事件が発生。警察は通報されましたが、これが従業員の虚偽の申告であったことが後に判明します。それでも、球団は彼の契約を解除し、最終的に彼は名誉回復を図ることなく現役を引退することを決断しました。

引退後

現役引退後も波乱が続きました。2010年6月にはソウルで飲酒運転をし、交通事故を起こしています。また、2024年1月にも知人男性とその妻に暴行を働いた疑いで立件される事件がありました。これらの出来事は彼のキャリアに影を落とし、スポーツ選手としての名声が大きく損なわれる結果となりました。

学歴

鄭守根は、城東初等学校を経て、建国大学校師範大学附属中学校、さらに徳寿商業高等学校で学びました。彼の経歴はスポーツ一筋の人生に満ちており、野球に対する情熱が彼の成長を支えてきたことは間違いありません。

背番号

彼の背番号は8であり、1995年から2009年までこれを背負ってプレーしました。

鄭守根は多くの栄光とともに波乱万丈のプロ野球選手の道を歩んできました。その功績は評価される一方で、私生活における問題が彼の名声に影響を及ぼす結果となりました。

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