酒井忠質

酒井忠質（さかいただたか）は、江戸時代後期に播磨国姫路新田藩の第2代藩主を務めた人物です。

安永9年（1780年）に、初代藩主である酒井忠交の次男として誕生しました。母は不明で、庶子として生まれましたが、正室である阿部氏との間に生まれた嫡男が早世したため、後継者として指名されました。

享和4年（1804年）に父・忠交が亡くなると、家督を相続し、姫路新田藩の第2代藩主となりました。しかし、文化13年（1816年）10月23日に37歳という若さでこの世を去りました。

藩主としての在任期間は短いものでしたが、その間、藩政に尽力したと伝えられています。具体的な業績については詳細な記録が残っていないものの、若くして藩主となった忠質が、藩の安定と発展のために力を尽くしたことは想像に難くありません。

忠質の死後、跡は子の忠全が継ぎました。しかし、忠全もまた若くして亡くなったため、その後、姫路新田藩は様々な変遷を辿ることになります。


系譜

父：酒井忠交（1754年 - 1084年）
母：不詳
養母：禎祥院 - 阿部正允の娘
室：不詳
* 男子：酒井忠全（1815年 - 1817年）

酒井忠質は、短い生涯ではありましたが、姫路新田藩の歴史において重要な役割を果たした人物の一人と言えるでしょう。

もう一度検索