酒田地区広域行政組合

酒田地区広域行政組合について

酒田地区広域行政組合（さかたちくこういきぎょうせいくみあい）は、山形県内の酒田市、庄内町、遊佐町の1市2町から成る一部事務組合です。この組合は、2008年4月1日に設立され、主に消防と清掃業務を担当しています。組織の前身は、それぞれ酒田地区消防組合と酒田地区クリーン組合であり、消防業務およびごみ処理を行っていました。

組合の所在地

組合の事務局は、以下の所在地にあります。

• - 郵便番号: 〒998-0104
• - 住所: 山形県酒田市広栄町三丁目133

沿革について

消防本部の設立

組合の起源は1973年4月1日に設立された酒田地区消防組合です。当初の体制は本部、消防署、西分署でした。その後、余目分署、遊佐分署などの新設があり、1981年には西分署を大浜一丁目に移転・改称しました。また、1988年に東分署が東出張所に改名されるなど、消防組織は次第に増強されました。大規模な火災事故においても積極的に活動し、1976年の酒田大火では殉職者が出るなど、多くの貢献を果たしました。

組織の統合

2008年の統合により、消防業務と清掃業務が一つの組織に統合され、酒田地区広域行政組合として新たなスタートを切りました。この統合の意図は、重複する業務の簡素化と効率的な運営を図ることです。市議会では、各組合の職員削減による効率化への懸念が寄せられましたが、組合は引き続き消防およびごみ処理のサービスを提供しています。

移転と新庁舎の設置

組合は消防本部を2009年4月に酒田市平田総合支所内に移転し、さらには多数の機関と連携を強化しました。特に大規模な自然災害などでは地域医療機関との連携が重要であり、常に最新の指令センターが設けられています。新しい移転によって、消防本部の総務課や警防課が集約され、より効率的な業務が行えるようになりました。

組織の拡充

2017年には、消防署が酒田市船場町に新たな庁舎を完成させ、さらに機能強化が図られます。2021年には最新の設備を備えた消防本部及び消防署が新設され、地域の安全を守る体制が整いました。

主力機械の紹介

組合は多種多様な消防機械を保有し、緊急時に迅速に対応できる体制を整えています。令和2年4月1日現在、以下の機器を有します。

• - 普通消防ポンプ車：9台
• - 水槽付ポンプ車：3台
• - 高規格救急車：12台
• - 救助工作車、泡原液搬送車など各種車両も充実しています。

おわりに

酒田地区広域行政組合は地域の消防業務と清掃業務の中心として、住民の安全を第一に考えた活動を展開しています。効率的で迅速な対応を目指し、常に改善と進化を続けています。地域密着型のサービスを提供し、住民とともに歩む組織です。

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