里中まりあ

里中まりあ



里中まりあ(さとなか まりあ)は、1977年12月15日に生まれ、1999年3月22日に死去した日本のAV女優です。大阪府出身。

人物と経歴



公式に公開されていたプロフィールによると、生年月日は1977年7月7日とされていました。身長は158センチメートル、スリーサイズは上から83センチメートル、57センチメートル、86センチメートルでした。

彼女のキャリアは、大阪でホストクラブに深く入れ込んでいたことが契機となり始まりました。17歳という若さで、「里中まみ」という名前でストリッパーとして舞台に立ちます。その後、活動の場をアダルトビデオへと移し、「里中まりあ」として数々の作品に出演しました。その活動期間は比較的短かったものの、鮮烈な印象を残しました。

作品



里中まりあ名義で発表されたアダルトビデオ作品は以下の3本が確認されています。これらはいずれもメーカーKUKIのレーベルVINIからリリースされ、監督は松田コージ氏が務めています。

  • - 『恥めまして!!』(1997年3月29日発売、品番JF420)
  • - 『奥までびしょ濡れ』(1997年4月18日発売、品番JF421)
  • - 『リアルFUCK!!』(1997年5月24日発売、品番JF426)

悲劇的な最期



里中まりあの生涯は、1999年3月22日の夜に突然終わりを迎えました。大阪市天王寺区に位置するラブホテル「ニューヨーク」の客室で、彼女は遺体となって発見されました。死因は、顔面を至近距離から拳銃で撃たれたことによる射殺でした。

この衝撃的な事件を受け、大阪府警天王寺署は捜査本部を設置し、犯人の特定に全力を挙げました。事件発生から約一ヶ月後の1999年4月17日、捜査本部は殺人容疑で一人の男性を逮捕しました。逮捕されたのは、暴力団組員である当時50歳の男性でした。彼は里中まりあを射殺した容疑で追及されました。

逮捕された男性は、その後の裁判で殺人罪に加え、銃刀法違反や覚醒剤取締法違反といった複数の罪に問われました。裁判の結果、彼は懲役17年の実刑判決を受け、服役することとなりました。この事件は、AV女優が被害者となった猟奇的な殺人事件として、当時社会的に大きな注目を集め、様々なメディアで取り上げられました。

里中まりあは、短い期間ではありましたが芸能活動を行い、そして若くして非業の死を遂げた人物として記憶されています。その生涯は、華やかな世界の陰に潜む危険や、人間の業といったものを強く印象づけるものとなりました。

参考文献



この項目は、以下の刊行物を参考に記述しています。

  • - 週刊現代 1999年4月10日号
  • - 週刊文春 1999年4月8日号 (41巻 14号 通巻2024号)
  • - 週刊宝石 1999年4月15日号 (842号)

もう一度検索

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。