里塚霊園

里塚霊園は、北海道札幌市清田区里塚に位置する、札幌市が運営する広大な霊園です。豊かな自然に囲まれた静謐な空間は、故人を偲び、安らかに眠る場所として市民に親しまれています。

沿革

里塚霊園は1966年（昭和41年）に開設されました。その後、1984年（昭和59年）には平岸霊園から火葬場が移設され、霊園敷地内に札幌市里塚斎場が完成し、運営が開始されました。これにより、火葬から埋葬までの一連の手続きを霊園内で完結させることが可能となり、利便性が向上しました。

著名人の墓所

里塚霊園には、北海道の発展に貢献した人物や、歴史的な人物の墓所が数多く存在します。主な著名人としては、以下の人物が埋葬されています。

永山武四郎：陸軍軍人であり、第2代北海道庁長官を務めた人物。北海道の開拓に尽力しました。
佐藤昌介：北海道帝国大学（現在の北海道大学）の初代総長。北海道の教育・研究の発展に大きく貢献しました。
永倉新八：新選組の二番隊組長として知られる剣豪。幕末の動乱期を生き抜いた人物です。
前野五郎：新選組隊士。
* 日向ユキ：幕末の会津藩に仕えた女性で、手記「萬年青（おもと）」の著者。会津戦争の悲劇を後世に伝える貴重な記録を残しました。

これらの著名人の墓所を巡ることで、北海道の歴史や文化に触れることができます。

アクセス

里塚霊園へは、通常は自家用車やタクシーでのアクセスが一般的です。また、お盆や彼岸の時期には、北海道中央バス（大曲営業所）が臨時墓参バスを運行します。2020年（令和2年）は福住駅（福住バスターミナル）発着で運行されました。2019年（令和元年）までは札幌ターミナル発着・月寒中央駅経由で運行され、福住駅には停車しませんでした。臨時バスの運行情報は、北海道中央バスのウェブサイトなどで確認できます。

関連施設

霊園内には、札幌市里塚斎場が併設されており、火葬を行うことができます。また、札幌市内には、札幌市山口斎場（火葬場）や手稲平和霊園（札幌市営）、平岸霊園（札幌市営）などの関連施設があります。

里塚霊園は、札幌市民にとって重要な霊園であるとともに、北海道の歴史や文化に触れることができる場所でもあります。静かな環境の中で、故人を偲び、平和なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

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