野ばらのエチュード

野ばらのエチュード

1982年10月21日にリリースされた松田聖子のシングル「野ばらのエチュード」は、彼女の11枚目のシングルで、当時の音楽シーンに大きな影響を与えました。この曲は、規格品番07SH 1233のEP盤として発売され、2004年には紙ジャケット仕様の12cmCDとして再販されました。

作曲の背景

「野ばらのエチュード」は、5作ぶりに財津和夫が作曲を担当した作品です。財津は、ビバルディの『四季』に影響を受けた楽曲を求められ、自身の解釈を加えながらエレガントな雰囲気を持つ曲を創り出しました。彼は、「ありがちなアイドルソングではなく、まるで『四季』を思わせる音楽に仕上げたかった」と振り返っています。

賞と受賞の瞬間

この楽曲は、1982年12月21日に行われた『第11回FNS歌謡祭』でグランプリを受賞しました。松田聖子にとって、音楽コンテストでの大賞受賞は初めての経験であり、発表の際には感極まって涙を流しながら受賞曲を熱唱しました。この瞬間は、彼女のキャリアにおいても特別な意味を持つ出来事となりました。

紅白歌合戦とCM

その年の『第33回NHK紅白歌合戦』にも出場し、当曲を披露した松田は、国民的アイドルとしての地位を一層確固たるものにしました。また、グリコの「ポッキー」のCMソングとしても起用され、撮影は北海道の函館で行われました。CMでは、シングル音源ではなく、彼女のアルバム『金色のリボン』に収録された新録バージョンが使われました。

転調とエピソード

Further complicating the story, duringザ・ベストテンの放送中には、視聴者からのリクエストハガキに「野ばらの越中道」と誤って記載されていたことが司会者から紹介され、場内は笑いに包まれました。B面には「愛されたいの」が収録されており、こちらも多くのテレビ番組で取り上げられました。

収録曲情報

このシングルには以下の楽曲が収録されています：

• - 野ばらのエチュード (4分05秒)
• - 愛されたいの (4分26秒)

全ての楽曲は、作詞に松本隆、作曲に財津和夫、編曲に大村雅朗が関与しています。

関連作品

「野ばらのエチュード」は、松田聖子の多くのアルバムに収録されています。代表的なものには以下が含まれます：

• - Candy
• - Seiko・plaza
• - Complete Bible
• - Seiko Matsuda Sweet Days

また、カバー版として台湾の歌手、伊能静が1988年のアルバムに収録しています。このように、「野ばらのエチュード」は、松田聖子の音楽的魅力を代表する一曲となっています。

もう一度検索