野口仁士

野口仁士

野口仁士（のぐち ひとし、1966年2月25日 - ）は、京都府出身の日本の柔道家です。現役時代は60kg級の選手として活躍しました。身長は165cm。

人物

野口は京都商業高校2年の時にインターハイの軽量級で3位に入賞し、その才能を発揮しました。しかし、3年の時には府予選で敗退し、インターハイへの出場は叶いませんでした。その後、京都産業大学へ進学すると、1年の時に新人体重別60kg級で天理大学の斎藤光重に敗れはしたものの、2位に入賞しました。2年の時にも斎藤に敗れて2位に終わりました。

3年生の時には、世界ジュニア柔道選手権大会で見事優勝を果たし、国際舞台でもその実力を証明しました。しかし、正力国際柔道選手権大会では、決勝で東海大学の越野忠則に敗れ、2位に終わりました。4年の時には、正力杯で越野を破って優勝を果たしました。しかし、正力国際では再び越野に敗れ、2年連続で2位という結果に終わりました。また、フランス国際柔道選手権大会では3位に入賞しました。

1988年に大学を卒業後、中学の教師となりましたが、強化選手との兼任が難しかったため、僅か1年で退職し、柔道に専念することを決意しました。その後、昭永化学工業に所属し、バルセロナオリンピックを目指すことになりました。1989年の講道館杯では、決勝で再び越野に敗れ、2位に終わりました。1990年にはフランス国際で優勝を果たしましたが、体重別選手権では3位という結果でした。嘉納杯でも3位に入賞しました。1991年の講道館杯でも、決勝で越野に敗れています。体重別選手権でも3位でした。結局、現役時代は常に越野の後塵を拝する形となり、オリンピックへの出場は叶いませんでした。

引退後は、コマツ柔道部のコーチとして、後進の指導にあたりました。

主な戦績

1982年 - インターハイ 3位
1984年 - 新人体重別 2位
1985年 - 新人体重別 2位
1986年 - 世界ジュニア 優勝
1987年 - 正力国際 2位
1987年 - 正力杯 優勝
1988年 - 正力国際 2位
1988年 - フランス国際 3位
1989年 - 講道館杯 2位
1989年 - フィンランド国際 優勝
1990年 - フランス国際 優勝
1990年 - 体重別 3位
1990年 - 嘉納杯 3位
1991年 - 講道館杯 2位
1991年 - 体重別 3位

(出典、JudoInside.com)

脚注

外部リンク

野口仁士 - JudoInside.com のプロフィール（英語）

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