野呂一生

野呂一生のプロフィールと音楽遍歴

基本情報
野呂 一生（のろ いっせい）は1957年1月1日、東京都目黒区に生まれたジャズギタリストです。彼はフュージョンバンド「カシオペア」のリーダー兼ギタリストとして知られ、バンドは1977年に結成されました。初期の作品は高い評価を受け、現在も「CASIOPEA 3rd」や「CASIOPEA-P4」として活動を続けています。

人物と音楽の始まり
幼少期から音楽に親しんだ野呂は、小学生の時に工作キットで作ったクラシック・ギターを弾くことに興味をもちました。この経験が彼の音楽人生の始まりとなり、次第にスティール弦アコースティックギターへと移行し、最終的にはエレクトリック・ギターに転向します。

中学生の頃には、友人によるエレクトリック・ギターの演奏に触発され、また後に影響を受けることになるジミー・ペイジやジェフ・ベックのコピーを行いながら、音楽の世界に引き込まれていきます。高校時代に櫻井哲夫と出会い、セッションを重ねることで後のカシオペア設立へと繋がる出会いも果たしました。

カシオペアの誕生と活動の進展
1977年に結成されたカシオペアは、1979年にアルバム『CASIOPEA』でプロデビュー。このデビューによって、野呂の優れた作曲能力と編曲技術が評価され、特にアンサンブルを重視した彼のスタイルは日本のフュージョンシーンに多大な影響を与えました。1980年代には、自己のプロデュースによるソロアルバムも発表し、ヘビーなバンド活動に加え、個人としてのクリエイティブな側面も発展させていきます。

音楽理論と教育活動
野呂は音楽理論を独学で学びながら、後に東京音楽大学の講師としても活動しました。この際、ポピュラー・インストゥルメンツコースでギター奏法や電気楽器の指導を行い、将来のミュージシャンにも貢献しています。

近年の活動とソロプロジェクト
2012年にはカシオペアが活動再開を果たし、野呂は引き続きバンドのリーダーとして重責を担いました。また、ソロプロジェクト「ISSEI NORO INSPIRITS」やアコースティック・デュオ「お気楽ギグ」にも積極的に参加しています。

音楽以外の嗜好
趣味として料理や手品を楽しむ彼は、また絵画にも関心があり、ブログで自身の作品や旅の思い出を共有しています。このように多才な一面を持つ野呂一生は、今も音楽活動を通じて多くのファンに影響を与えています。彼の音楽はジャンルを問わず、リスナーに新たな体験を提供し続けています。

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