野崎広大

野崎 広大

（のざき こうだい）

1997年8月19日生まれ。日本のプロレスラー。

佐賀県唐津市出身。

プロレスラーとしての歩み

九州地方を拠点とするプロレス団体、九州プロレスに所属しています。

プロレスラーを目指すきっかけとなったのは、高校在学中でした。2016年2月23日、沖学園高等学校の3年生であった時に、地元九州のプロレス団体である九州プロレスへの入団を果たしました。この入団は、彼の人生において大きな転機となりました。

入団から半年後の2016年9月11日、福岡県の博多スターレーンで開催された九州プロレスの大会において、プロレスラーとしての第一歩を踏み出しました。デビュー戦の相手は、団体の先輩である加島大輔選手でした。このデビュー戦までの道のりは、テレビ番組「目撃者f」（FBS）で密着取材され、練習生時代の苦労やデビュー戦にかける思いなどが紹介されました。さらに、約半年後の2017年5月28日にも同番組で特集が組まれ、デビュー後の活動や、デビュー戦の相手であった加島大輔選手の引退後のストーリーなどが掘り下げられています。

ファイトスタイルと得意技

ヘビー級選手として、力強いファイトスタイルを特徴としています。得意技は多岐にわたり、相手を追い込む破壊力のある技を数多く使用します。

特に知られている代表的な技には、自身の名を冠した「80cmギロチン」があります。これはダイビングギロチンドロップと同型の空中殺法であり、その落下距離を強調した技名となっています。また、「DKボム」というシットダウン式ジャンピングパワーボムも、フィニッシュホールドとして使用されます。技名の一部である「DK」は、彼の名前「広大」のイニシャルと、自身のパワフルなファイトスタイルを表す「ダイナマイト広大」に由来するとも言われています。

その他にも、柔道出身者としてのバックボーンを活かした「一本背負い」や「払い腰」といった投げ技、さらに相手に突進する「砲弾スピアー」や「砲弾ボンバー」、そして独自の関節技である「STN」など、バラエティ豊かな技を使いこなします。

主な獲得タイトルと実績

野崎広大は、九州プロレスにおいて中心的な存在であり、数多くのタイトルを獲得しています。

団体の最高峰タイトルである九州プロレス王座には、これまでに第11代、第14代、第16代と、合計3度にわたって戴冠しています。複数回の王座獲得は、彼が団体の「顔」として、また名実ともに九州プロレスを牽引する存在であることを証明しています。

さらに、海外のプロレス団体であるPWS（Pro Wrestling Soul）のタイトル、PWSチャンピオンシップも第10代王者として獲得しており、その活躍は日本国内にとどまらず、国際的な舞台にも及んでいます。

若くして団体のトップ戦線に食い込み、継続的にタイトル争いに絡むその実力は、今後の九州プロレスを背負っていく存在として大きな期待を寄せられています。

その他

テレビ番組「目撃者f」への出演は、プロレスラーとしての日々の生活や、リングにかける情熱を広く伝える機会となりました。

現在も、公式ブログやX（旧Twitter）などのソーシャルメディアを通じて、ファンに向けて情報発信を行っています。

九州プロレスのエースとして、これからも更なる活躍が期待されるプロレスラーです。

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