野性のENERGY

野性のENERGY

「野性のENERGY」（やせいのエナジー）は、日本のロックデュオB'zが2003年7月16日にリリースした35作目のシングルです。この楽曲は、13枚目のアルバム『BIG MACHINE』からの先行シングルとして発売され、B'zのデビュー15周年を祝う重要な一曲となっています。ジャケットアートはハワイのラニカイビーチで撮影され、その美しい風景が楽曲の魅力を引き立てています。

楽曲の受賞歴と評価

「野性のENERGY」は、第18回日本ゴールドディスク大賞でソング・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。この栄誉は、楽曲の質の高さを示すものであり、リリース以来多くのファンに愛され続けています。

楽曲の背景と制作

実際、この楽曲は前年に完成しており、アルバムの候補曲として存在していました。歌詞は、ボーカルの稲葉浩志とドラマーのシェーン・ガラースとの対話を基にしています。ドラムの演奏については二人のドラマーがクレジットされており、それぞれの良い部分が取り入れられました。基本のドラムトラックはシェーンの演奏が用いられています。

ミュージックビデオの内容

ミュージックビデオでは、稲葉が教師、松本が楽器店の店員という設定で演じ、もし彼らが音楽の道を選ばなかったらどうなっていたかを描いています。このMVの撮影は神奈川県横須賀市と、松本が実際にアルバイトをしていた楽器店で行われ、東京都内のライブハウスでも収録されました。撮影には3日間を要し、ANB系音楽番組『ミュージックステーション』の映像も一瞬映り込むなど、B'zの活動における歴史的な記録も含まれています。さらに、当時のサポートメンバーも出演しており、音楽シーンでの重要な一幕を形作っています。

ライブでの演奏

「野性のENERGY」は、初めてMTVでヘビーローテーションされるなど、広く知られることになりました。2013年には約10年ぶりに『B'z Special LIVE at EX THEATER ROPPONGI』で演奏され、その後の2020年の無観客ライブでも取り上げられました。稲葉と松本の二人は、この楽曲をライブ演奏で成長させていったと語っています。彼らのストレートな表現とエネルギーあふれる演奏は、ファンの心を掴んで離しません。

収録曲について

「野性のENERGY」と共に収録されている「旅☆EVERYDAY」は、シャッフルビートが特徴的でコーラスとブラスアレンジも施されています。この曲はアルバム未収録であり、ライブでも演奏されていない特別な一曲です。自信に満ちたメッセージが詰まったこの楽曲は、B'zの魅力をさらに広げる重要な役割を果たしています。

まとめ

「野性のENERGY」は、B'zの音楽人生の中で特別な位置を占める楽曲です。デビュー15周年という記念すべき時期にリリースされたこの曲は、多くのファンの思い出に残り続けており、彼らの音楽スタイルの真髄を感じさせる作品となっています。

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