シェーン・ガラース

シェーン・ガラス (Shane Gaalaas)

シェーン・ガラスは、1967年8月8日にカナダのアルバータ州イニスフェイルで生まれたドラマーです。現在はアメリカのロサンゼルスを拠点に活動しており、アメリカと日本を中心に国際的なキャリアを築いています。

人物

シェーン・ガラスは、マイク・ヴァーニーの仲介によって、グレン・ヒューズ、ジョー・リン・ターナー、ビリー・シーン、イングヴェイ・マルムスティーン、マイケル・シェンカー、ヴィニー・ムーア、ウリ・ジョン・ロートといった、ロック界の著名なミュージシャン達と親交を深め、彼らのバンドのレコーディングやコンサートツアーにサポート・ドラマーとして参加しました。また、自身のバンドであるディーゼル・マシーンやコズモスクアッドでも精力的に活動し、アルバムをリリースしています。ドラムの演奏だけでなく、ギターの弾き語りも行います。

日本では、B'zのサポート・ドラマーとしての活動を通じて、その名を知られるようになりました。レッド・ホット・チリ・ペッパーズのドラマーであるチャド・スミスとは友人関係にあり、B'zのシングル「イチブトゼンブ/DIVE|イチブトゼンブ_DIVE」のレコーディングの際には、チャドをサポート・ドラマーとして紹介したことでも知られています。また、2人は楽器メーカー「パール」のスポンサー契約を結んでおり、同社のカタログには、2人の親密な写真が掲載されています。

シェーンは、日本の文化にも深く関心があり、熊本城に1万円以上を寄付した「一口城主」の一人でもあります。熊本城の天守閣には、シェーンの名前が記された札が飾られています。また、好きな映画には「エクソシスト」や「ウェディング・クラッシャーズ」を挙げ、日本食では納豆を好むなど、日本文化に対する造詣の深さが伺えます。

B'zとの関係

2002年から、シェーンはB'zのサポートメンバーとして、ドラムとパーカッションを担当しています。2007年以降は、「FRICTION」を皮切りに、英語の歌詞制作にも携わっています。B'zが2011年のアメリカ公演で披露した英語バージョンの「Brotherhood」は、現在まで音源化されていませんが、シェーンのソロアルバムでセルフカバーされており、その作詞クレジットはシェーン単独となっています。

稲葉浩志のソロ活動にも頻繁に参加しており、2010年のアルバム「Hadou」ではレコーディングに参加し、同年のソロツアーでもサポート・メンバーとして起用されました。2015年には、シングル「羽」の初回盤BD/DVDに収録された「Receive You(Reborn)」にて、B'z関連作品で初めて全演奏と編曲を共に担当しました。

また、シェーンはアルバム『Primer』で、B'zの「裸足の女神」の日本語カバーに挑戦しています。このPVで使用されたギターは、B'zの松本孝弘が長年愛用してきたギブソンのゴールドトップであり、ギターの背面のコントロールカバーにはフェラーリのステッカーが貼られています。このアルバムには、稲葉浩志がブルースハープで参加しています。

B'zのサポート・ベーシストであるバリー・スパークスとは、マイケル・シェンカー・グループが1996年に発表したアルバム「Written in the Sand」でもリズム隊として共演しており、1994年には共に来日公演にも参加しています。

2015年6月、B'zのスタジアムツアー参加のために来日した際、テレビ東京のバラエティ番組『YOUは何しに日本へ？』の取材を受けました。この時の様子は、同年7月13日に放送されました。

ディスコグラフィー

シェーン・ガラスは、ソロ作品の他、多くのアーティストの作品に参加しています。

ソロ作品
Primer
Ascend

主な参加作品
Magnum Opus - Yngwie Malmsteen (1995年)
Written In The Sand - Michael Schenker Group (1996年)
Cosmosquad - Cosmosquad (1997年)
The Maze - Vinnie Moore (1999年)
Torture Test - Diesel Machine (2001年)
熱き鼓動の果て - B'z (2002年)
BIG MACHINE - B'z (2003年)
THE CIRCLE - B'z (2005年)
MONSTER - B'z (2006年)
ACTION - B'z (2007年)
BURN -フメツノフェイス- - B'z (2008年)
Hadou - 稲葉浩志 (2010年)
MAGIC - B'z (2010年)
C'mon - B'z (2011年)
GO FOR IT, BABY -キオクの山脈- - B'z (2012年)
Singing Bird - 稲葉浩志 (2014年)
EPIC DAY - B'z (2015年)
RED - B'z (2015年)
羽 - 稲葉浩志 (2016年)
DINOSAUR - B'z (2017年)
NEW LOVE - B'z (2019年)
Bluesman - 松本孝弘 (2020年)
first death - TK from 凛として時雨 (2022年)
STARS - B'z (2023年)

関連事項

B'z
松本孝弘
稲葉浩志
LIVE-GYM
増田隆宣
徳永暁人 (doa)
大田紳一郎 (doa)
バリー・スパークス
大賀好修
マイケル・シェンカー
イングヴェイ・マルムスティーン

外部リンク

Shane Gaalaas Official Web Site (英語)
Shane Gaalaas Facebook (英語)
Shane Gaalaas Official Blog(シェーン・ガラス公式ブログ)

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