野洲市コミュニティバス

野洲市コミュニティバス: おのりやす

野洲市コミュニティバス、愛称「おのりやす」は、滋賀県野洲市内で運行されるバスです。2010年4月1日から市直営で運行を開始し、地域住民の移動手段として幅広く利用されています。このバスは「自家用自動車（白ナンバー車）による有償運送」形式で、市民に親しまれる存在となっています。

運賃制度と各種券

運賃は、大人200円、小人（小学生）100円で、全区間が共通です。未就学児は無料、障がい者および「野洲市げんきカード」を持つ65歳以上の方々は半額での利用が可能です。また、お得な回数券や定期券も販売されています。回数券は2,000円で23枚綴り、定期券は持参人式で、大人は月額5,000円、小人は2,500円です。これらは野洲市役所やバス車内、総合体育館内で購入できます。

特に乗継制度は利用者に重宝されています。異なる路線を利用する際には、乗継券が発行され、一定条件下で次の目的地への移動がスムーズに行えます。

路線のバリエーション

野洲市コミュニティバスは、複数の路線が存在し、それぞれ異なる地域をサービスエリアとしています。各路線には識別しやすいラインカラーが設定されており、運行に関する詳細は以下のようになっています。

あやめコース

このコースは野洲市役所を起点に、地域の重要な地点を経由して循環します。最終便は「下堤」で終点となり、利便性を重視しています。

安治コース

総合体育館を中心に野田・五条といったエリアを結ぶこのコースは、経路が少々複雑で、数カ所で同じ停留所を2回通過します。

祇王・中里コース

こちらも総合体育館を起点とし、中里・祇王地域を循環します。経路に工夫がされており、ユーザーのニーズに合わせています。

篠原コース

野洲駅南口を基点にしつつ、入町や高木など、近江八幡市の周辺にもアクセスします。

三上コース

市役所を起点に行畑、大畑地域を経由し、特に三上地域付近を頻繁に往復します。

希望が丘コース

こちらは希望が丘地区を中心に、往路と復路でルートがやや異なる特徴があります。

中央循環コース

野洲駅南口を中心に中主・野洲市街を回るルートで、地域密着型の運行方針が感じられます。

車両の種類

コミュニティバスの運行には、三菱ふそうのエアロミディMEやトヨタのハイエースが使用されており、各路線に応じたバスが確保されています。特に、「三上コース」専用のエアロミディは、車いすのまま乗車可能な設計となっており、バリアフリーに配慮がなされています。

バスロケーションシステム

2016年10月からは、位置情報アプリ「バスウォッチ」のサービスが開始され、リアルタイムでバスの位置情報を把握できるようになりました。これにより、利用者はより快適に移動できる体験が提供されています。

野洲市コミュニティバスは、地域と市民を繋ぐ心強い存在として、今後もその役割を果たしていくことでしょう。

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