野田彩子

野田 彩子（のだ あやこ）について

野田彩子は1987年7月25日に生まれ、徳島県阿南市で育った日本の漫画家です。彼女は別名義として新井煮干し子も使用しており、主にボーイズラブ漫画を手がけています。彩子は、デビュー当初から独自の視点を持った作品を次々と発表し、多くのファンを魅了してきました。

来歴

彼女の漫画家としてのキャリアは、2011年に「鮫島さん」で第49回月刊IKKI新人賞・イキマンを受賞したことから始まります。この受賞により彼女は『わたしの宇宙』で正式デビューを果たしました。さらに、Webマガジン『ふらっとヒーローズ』で連載中の作品「ダブル」は、文化庁メディア芸術祭のマンガ部門で優秀賞を受賞するなど、彼女の作品が高く評価されていることを示しています。

また、初期の活動として二次創作にも挑戦し、同人誌がきっかけで新井煮干し子名義でも作品を発表することになります。彼女の作品は独特なキャラクター設定やストーリー展開が特徴で、多くの読者に支持されています。

作品リスト

野田彩子名義

• - 連載作品

- 『わたしの宇宙』(2012年10月 - 2014年3月、全2巻、小学館)
- 『いかづち遠く海が鳴る』(2015年3月 - 2016年4月、全2巻、小学館)
- 『潜熱』(2016年7月 - 2018年7月、全3巻、小学館)
- 『ダブル』(2019年1月 - 現在、既刊5巻、ヒーローズ)
- 『君のクイズ』(2025年4月3日 - 現在、祥伝社)

• - 読み切り作品

- 『窓辺の彼女』(2016年1月、祥伝社)

• - アンソロジー

- 『漫画家ごはん日誌』(2015年、祥伝社)
- 『刀剣乱舞-ONLINE-コミックアンソロジー 〜ヒバナ散らせ、刀剣男士〜』(2015年、小学館)

• - イラスト

- 『刀剣乱舞-ONLINE-絆』アンソロジーポストカードブック(2021年7月、ヒーローズ)

新井煮干し子名義

• - 連載作品

- 『ふしぎなともだち』(2012年2月 - 12月、全1巻、茜新社)
- 『アラウンド』(2013年4月 - 2014年7月、全1巻、茜新社)
- 『因果の魚』(2013年7月 - 2014年7月、全1巻、祥伝社)
- 『渾名をくれ』(2014年10月 - 2016年4月、全1巻、祥伝社)
- 『化学部のメガネ』(2014年10月 - 2016年4月、全1巻、茜新社)
- 『GATAPISHI』(2016年9月 - 2017年11月、全1巻、祥伝社)
- 『もらってください』(2016年12月 - 2017年10月、全1巻、茜新社)
- 『先輩は女子校生♂』(2018年5月 - 2019年8月、全1巻、茜新社)
- 『ムギくんの胸のうち』(2020年8月 - 現在、双葉社)

メディアミックス

彼女の作品は漫画だけでなく、テレビドラマにもなっています。「ダブル」は2022年にWOWOWで放送され、主演には千葉雄大と永山絢斗が名を連ねました。このような活動を通じて、野田彩子の作品はますます多くの人々に認知されることとなったのです。

その他活動

加えて、彼女はさまざまなイベントや展覧会にも参加しています。2021年には、徳島ニューノーマル映画祭で「ダブル」の原画展を開催し、画業10周年を祝う展覧会も行いました。また配信イベント「スナック野田」も開催し、ファンとの交流を深めています。

彼女の独自の視点と感性が織りなす作品は、これからも多くの人々に影響を与え続けることでしょう。

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