野田貢

野田 貢（のだ みつぐ）

日本の男性キックボクサー、野田貢は1980年10月15日に愛知県で生まれ、2021年9月13日に逝去しました。彼はシルバーアックスに所属し、相撲と空手をバックボーンとした力強いファイターです。特に、重量級として外国人選手に劣らない体格を活かして、数々の試合に挑みました。

来歴と主な戦績

野田は2003年9月、全日本空手道選手権大会の重量級に出場し、3位入賞。その後も2004年、2005年と連続して同大会で3位入賞し、2005年11月の東日本新人戦では優勝と技能賞を受賞しました。

2006年6月30日、K-1デビュー戦をK-1 WORLD MAX 2006で行い、西脇恵一を相手にKO勝ちを収めました。続く9月には全日本空手道選手権大会で6位入賞を果たし、同年12月にはK-1 WORLD GP 2006 in TOKYOに出場しました。この試合では、澤屋敷純一に判定負けしましたが、試合後の谷川貞治の評価からもついにK-1の世界で注目を集める存在となりました。

2007年にはK-1 WORLD GP 2007 IN YOKOHAMAでシリル・アビディを相手に連打を浴びせ、判定勝ち。翌年、2008年4月にはピーター・ボンドラチェックとの試合で2ラウンドKO勝ちを収めるなど、彼の実力が一段と際立ちました。

その後も、K-1 JAPAN GPやK-1 WORLD GPに挑戦し続けましたが、2010年のオープニングファイトではプリンス・アリに判定負け。2010年9月には全日本空手道選手権大会で優勝し、さらなる栄光を手にしました。

悲劇的な最期

野田は2021年9月13日、愛知県一宮市の名神高速道路上で起こった多重追突事故に巻き込まれました。自ら運転していた小型貨物車は、後続の大型トラックに追突され、意識不明の重体で搬送されましたが、出血性ショックによって40歳で命を落としました。この悲劇は多くのファンや仲間に衝撃を与えました。

まとめ

野田貢は、キックボクシングと空手界で輝かしい戦績を持ち、多数の大会での活躍が彼の名声を築きました。彼の強さと闘志は、後輩選手たちに大きな影響を与え続けることでしょう。彼の記憶は、ファンや関係者の心に長く生き続けるでしょう。

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