野間 (伊丹市)

野間の地域概要

兵庫県伊丹市にある野間（のま）は、住居表示が実施された地名で、現行の行政区划は野間と野間北の2つの町丁に分かれています。伊丹市の南西部に位置し、山陽新幹線の高架が地域の境界となっており、高架の南側が野間、北側が野間北に分かれています。周囲は、北に昆陽南町、北東に堀池、東には南野北および南野（これらも高架が境界となる）、南東には車塚、南には尼崎市の武庫之荘本町、南西から西にかけて広範囲に尼崎市武庫之荘、北西には山田と接しています。

野間

現行の町丁は、野間一丁目から八丁目まで存在しており、郵便番号は664-0873です。また全域が伊丹市立笹原小学校および笹原中学校の校区となっています。町内には以下のような主な施設が集まっています。

• - 野間会館
• - 伊丹野間郵便局
• - 野間幼稚園
• - 健速神社
• - 時友神社
• - 大空寺

野間北

野間北エリアは、町丁として野間北一丁目から六丁目までがあり、郵便番号は664-0875となります。この地域も伊丹市立昆陽里小学校と松崎中学校の校区に含まれています。野間北の主な施設には、

• - 伊丹市役所野間分室
• - 伊丹市立堀池運動広場
• - 伊丹市共同利用施設野間笠松センター

などがあります。

歴史的背景

平安時代の末期には、野間は荘園として栄え、当時の左大臣藤原頼長の所領でした。しかし、保元の乱によりこの荘園は没収され、後白河天皇の院領となりました。江戸時代には摂津国川辺郡の野間村として登場し、最初は幕府の領地でしたが、1823年には尼崎藩の領地に組み込まれました。

1889年に町村制施行に伴って川辺郡稲野村の大字として野間となり、1973年には住居表示を実施し、南東部の車塚が分離しました。山陽新幹線高架の南側には野間一丁目から八丁目が設定され、2007年までに北側も含めて全区域で住居表示が完了しました。

交通アクセス

野間および野間北地域には鉄道や国道・県道が通っていませんが、最寄り駅には阪急伊丹線の稲野駅や、尼崎市の阪急神戸線武庫之荘駅があります。バスを利用することで、阪急神戸線の塚口駅にもアクセス可能です。地域内のバス停には、伊丹市バスの「野間」「野間口」「野間東」、近畿中央病院、県住南口、県住北口、そして阪神バスの「野間西」などが設置されています。また、野間北では「堀池西」や「堀池団地」なども含まれています。

このように野間および野間北は歴史と教育、生活利便性が交差する地域であり、多様な施設や情報が集まる生活空間となっています。

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