金善彬

金善彬（キム・ソンビン）について

金善彬は1989年12月18日生まれ、韓国のプロ野球界で活躍する選手です。彼は特に守備技術に優れた選手として知られています。金の野球人生の始まりは、入団直後の2008年であり、即戦力として期待され、開幕1軍入りを果たしました。彼のポジションはセカンドで、競争相手として金鍾国やウィルソン・バルデスがいましたが、それでも自己のスタイルでしっかりと存在感を示しました。

金は新人王を獲得するために三星ライオンズの崔炯宇と争いましたが、惜しくもその栄冠を手にすることはできませんでした。マウンド上では、そのプレーが目立つ一方で、度重なる故障に苦しむ時期もありました。そのため、彼のキャリアは2011年まで思うような活躍ができない状況が続きます。しかし、2012年には126試合に出場し、30盗塁を記録するなど自己最高のシーズンを送ります。この年は金にとっての転換点となりました。

しかし、2013年には再びの負傷が影を落とし、出場機会は減りました。この時期、彼は軍隊に入隊し、尚武野球団に所属することになりました。2015年には、尚武に所属していた選手として第27回アジア野球選手権大会に韓国代表として出場し、チームの優勝に大きく貢献しました。軍での経験は彼の成長にも繋がり、2016年に除隊してからは起亜タイガースに復帰しました。

復帰後の2017年、金は自身初の個人タイトルである首位打者を獲得し、打率は.370に達します。この成績は彼の実力を証明するもので、プロ選手としてのキャリアにおいて重要なマイルストーンとなりました。2019年には初めてFA（フリーエージェント）を申請し、2020年から4年間の契約を結びました。2020年5月27日には、KTウィズ戦でのライト前ヒットによって通算1000安打を達成しました。この大記録は、彼の努力の証としてファンに感動を与えました。

その後の2023シーズン終了後には再びFAを申請し、2024年から新たに3年契約を結ぶこととなります。2024年の韓国シリーズでは、打率.588を記録し、シリーズのMVP（最優秀選手）に輝くなど、再びその力を証明しました。

金善彬のキャリアは、多くの困難を乗り越えながらも、数々の成果を手にしてきました。彼の今後の活躍にもますます注目が集まっています。彼の背番号は3であり、2008年から2014年、さらに2016年以降も着用しており、その姿は多くのファンに支持されています。

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