金大儀

金大儀：韓国サッカー界のレジェンド、華麗なるキャリアと指導者への転身

金大儀（キム・デイ）氏は、1974年5月30日生まれ、韓国・京畿道・華城出身の元サッカー選手、現サッカー指導者です。華麗な選手経歴と指導者としての経験から、韓国サッカー界に多大な貢献を果たしました。

選手時代：韓国と日本の舞台で活躍

金大儀氏のサッカー人生は、高麗大学校から始まります。大学卒業後、ドラフトを拒否し、実業団の韓一銀行（現・ウリィ銀行）に入団。しかし、入団初年度に起きた経済危機により、チームが廃部。困難な状況の中、1998年に日本、Jリーグのジェフユナイテッド市原に移籍します。しかし、チーム事情や監督との相性が合わず、出場機会はわずか4試合のみにとどまりました。

日本での経験後、韓国に戻り、現代尾浦造船を経て、2000年にドラフトで城南一和天馬に入団。ここで再び才能が開花し、韓国代表にも選出。2002年には年間MVPにも輝くなど、その実力を遺憾なく発揮しました。その後、水原三星ブルーウィングスに移籍し、2010年にはコーチを兼任。しかし、監督交代に伴い出場機会が減少したため、同年限りで退団。2011年にはシンガポールのホーム・ユナイテッドに移籍し、現役を引退しました。

代表歴：国際舞台での活躍

金大儀氏は、U-20韓国代表として1993年ワールドユース選手権、U-23韓国代表として1996年アトランタオリンピック、ユニバーシアード韓国代表として1997年ユニバーシアードに出場。そして、韓国代表として1997年のワールドカップフランス大会アジア地区予選にも出場するなど、国際舞台でもその実力を発揮しました。韓国代表では国際Aマッチ12試合に出場し3得点を記録しています。（1997年-2004年）

指導者としての歩み：新たな挑戦

現役引退後、金大儀氏は指導者としての道を歩み始めます。2014年から梅灘高等学校サッカー部監督を務めた後、2017年10月から2019年9月までKリーグ・水原FCの監督に就任。その後、2024年には蘇州東呉足球倶楽部で監督を務めるなど、指導者としても活躍の場を広げ続けています。

所属クラブと指導歴

所属クラブ

ユース経歴：チョンミョン高校、高麗大学校
プロ経歴：韓一銀行（1997年）、ジェフユナイテッド市原（1998年）、蔚山現代尾浦造船（1999年）、城南一和天馬（2000年-2003年）、水原三星ブルーウィングス（2004年-2010年）、ホーム・ユナイテッド（2011年）

指導歴

梅灘高等学校サッカー部監督（2014年-）
水原FC監督（2017年10月-2019年9月）
* 蘇州東呉足球倶楽部監督（2024年-）

金大儀氏の経歴は、選手として、そして指導者として、韓国サッカー界に貢献した証です。その経験と実績は、後進の育成にも繋がるでしょう。今後の活躍にも期待がかかります。

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