金子正輝

金子 正輝 (かねこ まさてる)

基本情報

• - 生年月日：1956年1月17日
• - 出身地：新潟県長岡市
• - 所属団体：最高位戦日本プロ麻雀協会
• - 愛称：ネコ、ぬこ、ネコさん

金子正輝は、麻雀界において確固たる地位を築いてきたプロ雀士です。新潟県長岡市出身で、新潟県立長岡商業高校を卒業後、東洋大学に進学しました。彼は1978年に最高位戦B1リーグでデビューし、その後のキャリアでは数々のタイトルを手にしています。

プロフィールと経歴

金子のプロ雀士としての出発は、1978年の第6期最高位戦B1リーグからでした。この年、彼は3位という成果を残し、翌年にはAリーグに昇級しました。Aリーグには通算38期在籍し、20回も最高位決定戦に進出するなど、その実力を証明しています。特に、101競技連盟の創設時にはA級にデビューし、その後も数々のタイトルを獲得。彼の通算成績は826戦243勝178敗、トップ率は29.42%となっており、その実績は目を見張るものがあります。

金子は特に2018年の第12回モンド名人戦での活躍が際立っており、逆転優勝を果たしました。準決勝をトータルトップで通過した後、決勝では大方の予想を覆し、素晴らしいプレーで名人戦初優勝を達成しました。この勝利は、彼にとって長年の夢が実現した瞬間でもありました。

雀風とスタイル

金子の雀風は、「牌流定石」と呼ばれる独自のスタイルで知られています。彼は、手牌を固定することなく、捨て牌から相手の手牌を読み取り、流れやツモの感覚を基に牌を進行させます。これにより、彼は強引に手役を作ることを避け、状況に応じた最善手を選ぶことができるのです。近年、金子は「流れを意識せず、目の前の局面に最善手を探す」ことを心掛けていると語っています。

エピソードと人間性

金子はそのプレースタイルや性格から、時に長考が注目されます。テレビ対局中には2分以上考え込む姿が映し出され、実況者からもその様子がツッコまれることがあるのだとか。この慎重さは金子自身の特徴であり、多くの周囲のプロもその姿勢を認めています。

また、彼は喜怒哀楽を前面に出すタイプの雀士であり、感情の起伏が対局中のプレーに反映されることがあります。ライバルである飯田や新津と対比されるその対照的な性格は、麻雀界において彼のキャラクターを一層際立たせています。さらに、若手プロの育成にも力を入れ、定期的に勉強会「ねこけん」を主宰しています。

趣味と生活

趣味として旅行やポーカーを楽しむ金子は、特に韓国への旅行を月に一度行くことが好きなようです。そのほか、将棋も嗜むほどであり、アマ五段の腕前を持っています。金子の多彩な趣味は、彼の多面的な魅力を引き立てています。

主なタイトル

金子は数々のプロタイトルを獲得しており、以下が主な実績です：

• - 最高位（第9期・11期・12期・24期）
• - 名人位（第21 - 23期）
• - MONDO名人戦優勝（第12回）
• - モンド王座決定戦2期（第14・15回）

「麻雀の神様」としての称号を持つ金子正輝は、今後もその活躍が期待される名手です。

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