金曜劇場 (日本テレビ)

金曜劇場について

金曜劇場（きんようげきじょう）は、日本テレビ系列で放送されたテレビドラマの枠であり、1966年11月4日から1985年9月27日までの約19年間にわたり、多彩なドラマが放送されました。この枠は毎週金曜日の21:00から21:54まで放送されており、放送時間は1972年9月までは21:56、1975年9月までは21:55まで延長されていました。

来歴

金曜劇場は、1966年に「グランプリ劇場」として始まりました。その後、1968年4月から放送された『われら弁護士』が「サスペンス劇場」としての枠に変更され、1968年11月から始まった『東京バイパス指令』や1970年の『ゴールドアイ』は「トヨタサスペンス劇場」という名称で放送されました。1970年の『大将』以降、正式に「金曜劇場」として知られるようになりました。

1985年10月の改編により、金曜劇場は「水曜ロードショー」と枠を交換し、終了を迎えました。これに伴い、ドラマ枠は水曜夜10時枠に移行しました。

提供

最初の「グランプリ劇場」時代は、トヨタ自動車工業およびトヨタ自動車販売の二社がスポンサーとなっていました。その後、ライオン油脂や松坂屋の提供もありましたが、「サスペンス劇場」に移行する際、トヨタの単独提供に変更されました。次の作品『東京バイパス指令』からは、トヨタグループによる独占的な提供が開始され、その後も「金曜劇場」としての放送時にはトヨタが単独提供を行う形が続きました。

1974年4月からは『あやとり』が始まるとともにトヨタが撤退し、その後は複数の企業による提供となりました。ただし、トヨタグループは撤退から1年後の1975年には『トヨタ日曜ドキュメンタリー 知られざる世界』で再び単独提供を開始しました。

作品一覧

金曜劇場では、1960年代から1980年代にかけて多くのドラマが放送されました。具体的な作品名は明記されていないものの、その時代の社会状況やトレンドが反映された作品が多く、多くの視聴者に愛されました。

ネット局について

金曜劇場は全国各地で放送されましたが、テレビ信州は当時テレビ朝日系列とのクロスネット編成の都合により、月曜夜10時からの放送となっていました。また、1960年代には長野放送がフジテレビ系列で放送を行っていたこともありました。沖縄県では、TBS系列の琉球放送が日曜日の夕方に放送を行い、特定の番組が未放送となることもありました。

石川県では、NNN系列が存在しなかったため、北陸放送や石川テレビ放送が番販扱いで放送。その後、熊本県でも熊本放送やテレビ熊本が放送し、1982年には熊本県民テレビが開局されるまではこの形が続きました。

関連項目

金曜劇場に関連する項目として、日本テレビ制作局が手掛けるさまざまなドラマ枠やシリーズが存在し、休日のドラマを楽しむ視聴者に向けた幅広い企画が展開されています。

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